書く難しさ
今日は何を書こうか考えた。
前から書こうと思っている好きな本や映画。
でも、好きな作品は好きという気持ちが前に出過ぎて文章にまとまりが無くなって、無駄に長くなってしまう。
下書きにいくつかあるけど書いては削りを繰り返すだけで投稿できていない。
とりあえず、今日はNHKEテレで放送してる銀河英雄伝説に少し触れる。
銀河英雄伝説は前にも少し書いたけど、30年以上前からあるSF小説。
一言でどういう作品か書くのは難しけど、あえて書くなら、
“堕落した専制政治と腐敗した民主政治。どちらがマシか”
だろうか。
この作品、登場人物がとにかく多い。原作が全10巻なので無理もないけど。フルネームがある登場人物は100人を超えてたはず。
好きな作品なので覚えるのは簡単だけど実在する人物として歴史の教科書に載ってたら人によっては吐き気を催す量かも。
SF小説なので万単位の宇宙戦艦同士が戦うシーンの描写も面白いけど、登場人物それぞれに個性があって面白い。
作中でダスティ・アッテンボローという人物がどんな正論も雄弁も敵わない一言があると言う。それは、
「それがどうした」
話し合いにはならないけど、確かにこの言葉を言われると誰がどんなことを言っても敵わない。
一番、好きな言葉は主人公の一人、ラインハルト・フォン・ローエングラムの
「いつの時代、どこの社会でも人は幼い頃に夜空の星を見上げてそれを取ろうと手を伸ばす。そして、やがて自分の腕が星に届くほどには長くはないのだと知る。それが大人になることだという」
美しい表現だと思った。
僕も副業とはいえライターなので言葉の世界の末席にいる。
僕のレベルでは末席というより立ち見だろうか。
僕には、とてもこんな表現は思いつかない。
小説を書ける人がどれほど別格かを痛感する。
あんな表現を思い付ける人には遠く及ばないけど、せめて好きな作品を紹介できる程度の表現力を身に付けられるよう努力してみようか。