今日はガンダムの日
Twitterを見て知ったが、今日はガンダムの日らしい。
この理由はガンダムが好きな人なら分かると思うけど、ガンダムの形式番号RX-78-2。
ここから7月8日はガンダムの日らしい。
前にも書いたがガンダムは物語に登場する地球連邦軍という組織がジオン公国軍が初めて実戦に投入した人型機動兵器、ザク。
物量では連邦軍がジオン軍を凌駕していたもののザクの機動性と近接・中遠距離、すべてのレンジでの戦闘でザクに一方的に蹂躙され、人型機動兵器(モビルスーツ)がいかに戦力として有効かを見せつけられた連邦軍のレビル将軍が既存の兵器の大量生産・大量投入をしようとしていた軍上層部を説得して、鹵獲したザクを参考に作られた地球連邦軍初の試作モビルスーツがガンダム。
この辺はガンダムオリジンだと設定が異なる。
ガンダムは連邦軍最初の試作モビルスーツとして作られたため、採算度外視で求められる性能を追求して作られている。
例えば防御面では仮想敵であるザクの主兵装。
120mmザクマシンガン。
120mmとは発射される弾の直径で、この120mmという直径は現代の西側各国の主力戦車の主砲と同じサイズ。
かなり前に読んだ本なので情報が古いだろうけど、西側の主力戦車の大半が装備する120mm砲は3,500m先にある厚さ4,000mm。4mの鉄板を貫通できるらしい。
そんな威力がある弾の直撃にも耐えられる新素材ルナ・チタニウムでガンダムの装甲は作られ、武装は宇宙戦艦の主砲に匹敵する威力を持つビームライフルを装備。
これがザクに直撃した場合、ほぼ1発で撃破可能。
頭部には60mmバルカン砲を目の上。黄色い部分に左右両方に装備。
近接戦闘用にビームサーベルを2本装備。
防御兵装としてシールドも装備している。
ガンダムは走攻守。
全てにおいて仮想敵であるザクを遥かに超える性能を有しているため、兵器開発としては成功しているがオーバースペックとも言える。
性能が高ければ生産コストも高く、量産型であるジムでは装甲をコストが高いだけでなく、新素材で加工難易度も高かったルナ・チタニウム合金から従来のチタン・セラミック複合材に変更するなどのコストダウンを図り、生産コストはガンダム1機=ジム20機となっている。
子供の頃、この設定に何の疑問も持たなかったが社会人になって、知り合いから、
「ガンダムって、試作機でしょ?
生産コスト抑制や製造工程の簡略化から量産型のジムはガンダムよりスペックが落ちているって設定だけど、工業製品の常識として試作品が量産品より性能が上回るってないんだよね」
工業製品は1つ当たりの生産単価。生産工程を実際にモノを作る前に計算・決定してから試作品を作り、テストを行った結果、改善点を見つけて量産品に反映させる。
なので、使用素材を変えたといってもガンダム1機のコストがジム20機分は無茶だし、性能もあそこまで違うと別物。
アニメだから主人公が乗る機体に特別感を出すための設定だろうけど、大人になって製造業に携わってみて、この設定は無理があるなと感じたらしい。
言われてみて、
『確かに』
と、思った。
その人は別にガンダムが嫌いで言ったのではなく好きだけど、やっぱりアニメだしご都合主義的な部分もあるよね。という感じだった。
長々と書いてみて思ったが、ガンダムの魅力って何だろうか?
SF要素?
ロボット同士の戦い?
主人公の少年アムロ・レイが成長していくところ?
前々から考えているものの、これといったはっきりした答えが見つからない。
好きなのは確かなので無理になぜ好きなのか?と、理由を考えたりせずに楽しむことだけ考えればいいか。
形式番号から今日がガンダムの日だと、ジムの形式番号はRGM-79なので明日はジムの日なんだろうか?
量産型モビルスーツが好きな人間としては気になるところ。
Twitterチェックしておこう。
ジュースが飲みたいです('ω')ノ