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引っ越しと思い出と感想と
今日も引っ越しの荷ほどきと家具の移動。
いつ終わるんだろうかと思いながら続ける。
終わるんだろうとか言いつつ、まだ本棚を買ってないし片付くわけがない。
どの本棚が良いか悩んだまま決まらない。
優柔不断の本領をまたも発揮している。
荷物が入った段ボールに中身を書いてはいるけど、詳細まで書いてないので“ 本 ”と書かれてても、どの本か分からない。
大雑把に書いた代償として段ボールを開けては『これじゃない』を繰り返す。
今回の引っ越しでまた母や姉。家族で暮らすことになった。
命に関わるものではないけど母に病気があり、サポートが必要に。
他にも理由はあるが、病気のことでまた一緒に暮らすことになると思っていたが、その予定が5年くらい早まった感じ。
その母の荷物の中に年季の入った段ボールがあった。
外側に何も書かれてないので中身を尋ねると僕と姉の小さい頃の写真とか色々だと。
開けて最初にあったのが姉が幼稚園の時に書いたもの。
名前に好きな食べ物。将来の夢とかが書かれていた。
『あれにも魂がまだ汚れてない時期があったのか』
そう思いながら姉の将来の夢を見ると、
“ パリジェンヌ ”
と、書かれていた。
パリジェンヌの定義はパリに住所もしくは居住地を持つ人と考えていいんだろうか。
幼稚園児だった姉がそんなことを知るわけないだろうし、パリに憧れていたのかお姫様という意味なのか、もしくはエッフェル塔や凱旋門の近くに住みたいと思ったのか。
たぶん、本人に聞いても分からないだろうし、この謎は解けなそう。
母に将来の夢の欄を見せると、少し吹いた後に
「頭、おかしいわね」
幼かった頃の姉の夢を容赦なくぶった切った。
そりゃ、今、言ったら、それでいいけど。
姉も無遠慮な人だが製造元のこの人も無遠慮だ。
姉が聞いたら、何て言うだろう。
数十年前のことがきっかけが新生活スタートから問題が生じても嫌だし姉には黙っておこう。
時には無遠慮に言うことも人生には必要だけど、沈黙も平和に暮らすためには必要だから。
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