理不尽な責めといつもの会話
外出から職場に戻ると、宅急便のお兄さんと入口で会ったので、そこで荷物を受け取り、部署に戻って後輩に渡した。
「あ、宅急便の人、行っちゃいました?」
そう言うので発送物があったのかと思い、余計なことしてごめんと謝ると、
「あ、じゃなくて、あの、ほら宅急便のお兄さん、どうでした?」
『どうって、腕の筋肉あるなと思ったのと半袖で寒くないのかな?と』
「他は?」
『プロテインの種類と正しい摂取方法に詳しそうだな。と』
「いや、普通、顔だろ」
いつものことだけど、先輩後輩の敬語からため口になった。
『マスクで顔全体は見えないけどイケメンだった』
「でしょ?あのお兄さん見ると癒されるんですよ。あ~会えなかった~。水曜と金曜の週2回の楽しみなのに。私の唯一の楽しみ奪わないで下さいよ」
『知るか。てか、唯一の楽しみの内容が悲しいわ』
こんなやり取りしてると、僕と後輩の会話を“ アホな兄妹の会話 ”と評する先輩に、
「あの流れでなんでプロテインが出てくるのよ。その後の内容も。あなた達、仲が良いのか悪いのか分からない」
笑いながら言われた。
という、いつも通りの会話と日常でした。
ジュースが飲みたいです('ω')ノ