夏とおばあちゃんと思い出
昨日、父との夏の思い出を書き、寝る前におばあちゃんとの夏の思い出を思い出してみた。
小1で離婚したけど、小学生の時の夏休みは同じ町内に住む父と暮らすおばあちゃんの家で過ごした。
正確には、父が借りた家なのでおばあちゃんの家ではないけど。
おばあちゃんのかかりつけの病院まで片道歩きで40分。
真夏の病院は行って帰ってくるだけで精いっぱい。
おばあちゃんは普段は朝昼晩と自分で食事を作ってたけど、病院の日は昼ご飯を作るのがしんどいと病院までの道のりの途中にある小僧寿しでお昼を買ってきた。
「お寿司買うてきたで」
おばあちゃんのこの言葉に喜び勇んで台所に行き、袋から出されたお寿司のパックを見ると中身は、稲荷寿司・かっぱ巻き・かんぴょう巻き。
お寿司であることに間違いはないんだけど、僕が求めるお寿司と違う。
そこで思い出す。おばあちゃんは港町の出身。
魚は好きだけど、
「生魚は小学校卒業するまでに一生分食べた」
と、お寿司も刺身も生の魚は絶対、食べないことを。
これのアイス版だと、
「アイス買うてきたで」
の言葉にテンション上げて見に行くと、あずきバー。
おばあちゃんのアイスの概念に“ バニラ ”や“ チョコ ”はない。
その事をこの言葉を聞くたびに思い知らされた。
お寿司とアイスとは違うけど、
風邪を引いた時に母が買ってきてくれたサンキストの“ 果実のうるおいゼリー ”
おばあちゃんとスーパーに行った時、これ美味しかったと言うと買ってくれた。
これのグレープが好きと伝えると、
「安かったから買うてきた」
と、以後、ちょいちょい買ってきてくれた。
近くのスーパーで確か普段は88円だったけど、セールの時は75円で売っていた。
この75円の時に何個かまとめて買ってきてくれた。
母は風邪を引いた時以外に買ってくれなかったので、おばあちゃんのとこに行くとこれがあるので嬉しかった。
このゼリー、社会人になったばかりの頃にスーパーで見かけたので買った記憶があるけど最近、全く見かけない。
久し振りに食べたくなったけど、近所のコンビニ、スーパーどこにもない。
ネット通販とかで買えないかなと検索したら、17年4月で販売が終了していた。
もうこのゼリーは食べられないんだと思うと、なんだか思い出を一つ失ったような残念な気分。
何か食べ物の事しか書いてない。
でも、これも大事な思い出なのでしょうがない。
ジュースが飲みたいです('ω')ノ