九分九厘
上司と上層部に出した設備交換のための稟議書が通るか話すと、
「高いけど、あれが無いと仕事になんねーし九分九厘、大丈夫だろ」
上司のこの言葉に『そうですね』と、返し会話は終わった。
その後、上司が打ち合わせで離席すると、
「部長が言っていたクブクリンって、なんですか?」
後輩から質問された。
九分九厘の発音がバスクリン的な発音というか、少し違ってたので初耳のようだった。
九分九厘って、日常会話で頻繁に使われることの無い言葉だと思うので、
「今の若い子はそんなことも知らないの?」
って、新人いじめが好きな人が言いそうな発想にはなれない。
“ 九分九厘も古い言葉の一つか ”
と、納得した。
正確な意味と自信を持っては言えないけど、
“ 絶対に・確実性が高い ”
って、意味だよと説明して、どういう字を書くかパソコンの画面で説明した。
パーセンテージにすると9.9%になるのにどうして確実性が高いという意味になるのか。と、この言葉を知った時に僕が思った疑問を後輩も持ち、それも訊かれたが俺も気になってたけど、何でかは分からないと正直に答えた。
ユリアンさんって、大体のこと知ってますよねと、お褒めの言葉を頂いたが、この言葉を知ったのは勉強して覚えたのではなく、四コマ漫画“ かりあげクン ”を読んで小1の時に知った。
今時“ マンガなんて… ”と思う人はいないだろうけど、マンガで得られる知識は沢山あるから、マンガは侮れない。
自分では、当たり前に意味が通じる・理解している言葉が通じない世代がいる。
俺も若手と言えない世代になったかと、後輩の疑問で改めて年齢というものについて、考えさせられてしまった。
ジュースが飲みたいです('ω')ノ