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【英語】恥と悔しさの上にも3年。

こんにちは。三カ国目アメリカ駐在帯同、二人育児中のMaamです。

ちょっと前に娘と買い物に行った時、
少し意地悪な店員さんに当たってしまいました。
ものすごーく早い英語で、聞き返しても同じ感じで、最後まで分からず、
何回か聞き直していたら、
Forget about it! って言われて終わりました。
後から娘に聞いたら全部聞き取れていたけど、内容は「絶対聞く必要のないこと」だったので、
あ、わざと聞かれたんだな、と思うと、ムカつくと同時に、悔しく恥ずかしかったです。
(この手の差別かどうか微妙な嫌がらせは本当に数えきれないくらい、どこでもあると思います。国内外問わず。)

言語習得って悔しさと恥ずかしさと気まずさの上に成り立っている。

娘がふと、

「クラスでたまに、ジョークが聞き取れないしうまく返せなくて気まずい空気になる。言いたいことはあるし日本語ならもっと話せるのにと思う」

とポツリと告白してくれた時、

「わっかる〜〜〜〜!!!!」


と、首がもげるほどの同意しかありませんでした。

(当時)8歳なのにそんな思いをさせてすまんな・・・。と思いつつも、
おそらく何歳で英語環境に入っても、同じ思いをしているだろう、とも思いました。

あなたは、私が日本語でどれほど論理立てわかりやすく話せて、高度な内容を取り扱えるか、知らないでしょうね。
あなたは一生、日本語を使いこなせないでしょうに。

そう思ったことが何度あるかわかりません。

しかし、悔しさと恥ずかしさから逃げて同じところに止まっていても、状況は悪化こそすれ、決して変わらないのも真実。
心が揺さぶられて恥ずかしい思いをすることでしか、得られないものがあるのです。

くっそ〜〜〜!!!!リスニングやってやるから〜!!!!!
と、何度恥にまみれても、私たちは立ち上がるのです。
なぜなら、私たちにはその価値があるからです。
(ウェルターズキャンディ)

息子が4歳でイギリス英語のインター幼稚園に通い始めた際、英語がほとんどできなかったため苦労していました。
帰ってきてテレビの前のソファに、小さな体でちょこんと座り、
コントローラを握って、
死んだ目で「Peppa Pig」を何度も何度もリピートしていた姿
目に焼きついています。
(子供ながら鬼気迫るものがあり、声をかけられませんでした。)

そんな息子ももう14歳。アメリカの現地ミドルスクールでもネイティブと同じ英語クラスでAを取り、友達もたくさんでき、日本語と英語には不自由していません。
しかしこれは、英語環境に入ったから自動的に身についたのではなく、彼の時間と血と汗と涙と親のお金(笑)を大いに注ぎ込み、
なにより本人が過ごした、悔しくて恥ずかしくて痛々しくて眠れないいくつもの夜の果てにしか
無かったものなのは間違いありません。

駐在帯同で頑張っている帰国子女の皆さん、そして保護者の皆さん。
外国語習得に四苦八苦している留学生の皆さん。
現地採用、結婚、色々な環境で外国語をやっている皆さん。

タフに生き抜いて、それだけであなたは、本当に、本当に素晴らしい。

これからも腐らず、やってやろうではありませんか。



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