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その4 挙手は、絶対ですか?(649文字)

1  はじめに


 子どもに挙手を求めることが、絶対的に正解だと思えない今日この頃です。

2 挙手する子ども達。


 子どもが、「はい!」「はい!」と手をあげることに、手放して喜べない自分がいます。
 問うても問わなくてもいいようなことを問いかけている証拠ではないかと自問自答しています。
 
 つまり
 先生が問いかける。
→ 子どもは瞬時に手をあげる…。
→ 考えなくても答えがわかる簡単なことを聞いているに過ぎないのでは…。
→ 子どもが思考できていない…。
→ 大人の自己満足かも…。
ということです。

挙手する子どもは、わかったことを答える挙手制度に、どっぷり浸ってしまっている…。
しかし、この文化を植え付けたのは、間違いなく大人なのです…。

3 考えに考える子ども。


考えに考えて、自問している子は「はい!」と挙手するいとまがないと考えています。
と思うと、手を挙げない子どものほうが、学びを得ているのだと思えてきます。

4 最後に


 じっくり考える子どもを育みたい。
 以上から、学校の授業は、答えのある問いでは、いけないと思うようになりました。
大人でさえも「これだ!」と唯一解を示すことができない課題、また、教科を横断するような課題で、子ども一人一人が学びに、のめりこめるような環境を作るのが先生の責任ではないかと考えています。

そして、挙がった手ではなく、考え尽くす子どもの表情を見て指名する先生になりたい。

そして、『今考えてることを、みんなに教えてください。』と子どもに話しかけられる先生になりたいと考える今日この頃です。

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