「冬桜」*言の葉Days365*11/28
恋水の溢れ散るなり冬桜
森八七菜
🌸。〜。〜。🌸〜。〜。🌸
「恋水(こいみず)」
恋の涙のこと
「冬桜(ふゆざくら)」
冬の季語
冬の桜には
いくつか種類があり
寒桜(かんざくら)
寒緋桜(かんひざくら)
緋寒桜(ひかんざくら)
四季桜(しきざくら)など
すべて種類は異なる
俳句の中では
冬に咲く珍しい桜という意味で
「冬桜」という
🌸。〜。〜。🌸〜。〜。🌸
「冬桜」の花言葉は
「冷静」
澄んだ冬空のもと
咲く可憐な「冬桜」は
散りゆく紅葉に寄り添いながら
静かに秋の終わりを引き受けて
散る花びらは儚くも美しい
冷たくも静かな佇まいは
まるで「冬」そのもののようでもある
はじまりは終わりのはじまりで
終わるさだめの寂しさに
あふれる涙とは
命そのものを愛するがゆえの
恋水なのかもしれない…
能登にも冬の来るころ
「冬桜」の如く
優しく穏やかな
そんな「冬」でありますように
お祈りしながら…
素敵な1日を…
深謝☘
🌸。〜。〜。🌸〜。〜。🌸
参考資料
「美人の日本語」
「美人のいろは」
山下景子著
「今はじめる人のための
俳句歳時記 新板」
角川学芸版=編
写真
離宮公園の四季桜
(兵庫県神戸市)
いいなと思ったら応援しよう!
サポートをお待ちいたしております。
いただいたサポートは、
「俳句はじめました✏️」俳句初心者が俳人となる、その日までの記録の記事を書くための資料や準備のために使わせていただきます。
よろしくお願いいたします。