見出し画像

「俳号はいくつあってもいいの?!」俳句初心者が俳人となる、その日までの記録。(俳号は美しく?のお話)

「俳人」とは

俳句を詠むことをライフワークとする人
(新明解国語辞典 第五版より)

11月1日、今夜は蠍座の新月。
「物事のはじまり」を象徴する、
そんな新月だそうです。

蠍座は、物事を深く掘り下げ、
奥深くに隠されているものを求め、
見抜く力を秘めている星だと申します。

新月の願い事は?
わたくしですか?
もちろん、「俳人」でございます。


「俳人」。

それは、 創作活動以外にも、
主宰する組織を持ち、
投稿される作品を選び、
批評したり添削したりもする、

師弟関係でいうところの、
師匠のことをいうのです。

関西風にいえば、

「おっしょさん」的な?
(師匠を敬い親しみを込める呼び方)

そのように、お考えのお方様が、
こちらの記事をお読みなると、
思わず、「はぁ〜」と苛立ちを、
覚えられるかもしれませんので、
ご注意を…。

わたくしの求める「俳人」とは、
「俳句を詠む人」のことであり、

誰かに認めていただいたり、
賞をいただいたり、
はたまた、有名になったり、

そんな感じの「俳人」ではございません。

「暮らしに俳句があり、
俳句があるがゆえに暮らしが輝き、
人生そのものの輝きに、気づいてしまった。」そんな人のことを申します。

「俳句初心者が俳人となる、
その日までの記録」では、

俳句を通じて、
暮らしを豊かに、人生を愉しむ方法、
そしてなにより、
初心者が俳句を作るための方法を、
お伝えしてまいりたいと存じます。

世の中には、立場が上で、
その道の達人が指南する、
そのようなスタイルのご本は、
数多くございますが、

わたくしの記事は、
「ど素人」の初心者が、
どのように俳句を学び、
暮らしに輝きを求め、
人生を愉しんでゆくのかを、
お伝えしてゆくものでございます。

それは、横並びでお伝えする、
立場も、学歴も、誇るものは、
なんにもない記録でございます。


本日も、ここ「森ジム」で、
お会いできて嬉しゅうございます。

さてと、本日は「俳号」について、
もうすこし、
お話をしてまいりましょう。

「俳号・雅号」は、
自由に考えて良いというところまで、
お伝えいたしましたが、

夏井いつき先生のご本によると、

「俳号」はいくつあっても良いということなので、わたくし昨夜は色々と、
俳号に想いを巡らせながら、
いくつか考えておりました。

「俳号」それは、
自分の作った俳句に、
自分だという「写真」を貼るような、
そのようなものではないかと思いまして…。

それであるならば、
「美しく」ありたい!

「俳号」を作るのに、
かかる費用は? 0円。

「顔」そのものならば、
美容整形やエステなど費用をかけ、
「美しく」しなければならないが、

「俳号」、それはもともと、
「美しく」が可能であるということ。

どんな風な「美」を求めるかは、自由。

どういたします…?

可憐、凛と、スタイリッシュに?
雅に、優しく、清く?

どんな感じがよろしいですか?

俳句を作るうえで、
とても大切な「俳号」、
時間をかけ、愉しみながら、
考えてゆきたいものでございます。

わたくし、夕べ、

「月麗子(げつれいし)」という、
「俳号」を思いつきました。

「月鈴子(げつれいし)」から、
浮かんでまいりました。

「月鈴子」とは、
「鈴虫」の異称でございます。

他にも、「金鐘児(きんしょうじ)」、
「月鈴児(げつれいじ)」、
そのように呼ぶこともございます。

鈴虫は平安時代から親しまれ、
江戸時代には、売られたり飼育されたりと、庶民にも親しまれていたようでございます。

「月に桂」という言の葉がございまして、月には宮殿があり、ここには桂の木があるという中国の伝説のことを申します。

日本最古の和歌集「万葉集」にも、
恋の歌のなかに詠まれることがございました。

 「月の桂」とは桂花、
つまりは 金木犀のことをいい、
月の宮殿には金木犀の花が咲くというのです。

ですから、この星の金木犀も、
月と同じ色をしているのでしょうか。
香りもまた、
月の香りがするのでしょうか…。

そんな月の音は「鈴の音」、
月を守る精たちが鳴らす鈴の音に、
想いを巡らせますと、

なんとも心が浄く、
清かになるようでございます。

「麗しい」とは、

美しさの中に人を引きつける、
気品が感じられる様子と辞書にあり、

「いいんじゃない…。」

    「森月麗子」

美しい「俳号」がひとつ、
出来上がりました。

「月鈴子」の「子」は、
わたくしの指南書の著者、
「藤田湘子(ふじたしょうし)」先生からいただきました。

ありがたいことに、ここは俳句の会でもなければ、師匠もおらず、

すべては、「わたくしの勝手」。

藤田湘子先生のお師匠様は、
「水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)」先生。

どちらの先生も男性というので、
俳句初心者のわたくしは驚いております。

本日は、「俳号」のお話をいたしました。

「俳人」になるためには、

  「俳号」が必要。

自由に考えて、いくつあっても良し。

以上、本日の学びでございました。

「えっ、簡単すぎる?」

「大丈夫ですよ、
わたくしたちはもうすでに、
俳人なのですから。」

お相手は、わたくし森八七葉でした🐝
おつき合をいいただき、
誠にありがとうございました。

またここで、
お目にかかれますことを願いながら、

ごきげんよう…☘


✏️ 参考資料 ✏️

「新20週俳句入門 
第一作のつくり方から」藤田湘子著

「夏井いつきの
世界一わかりやすい俳句の授業」
          夏井いつき著

「美人の日本語」 山下景子著

ふうちゃん様 イラスト
いつもありがとうございます☘

🐝 本日の季語 🐝

「月鈴子(げつれいし)」 

「月の桂(つきのかつら)」

「金木犀(きんもくせい)」

すべて「秋」の季語でした。


*お知らせ*

11月2日、3日、4日は、
「俳句はじめました✏️」
俳句初心者が俳人となる、
その日までの記録はお休みいたします。


素敵な週末をお過ごしくださいませ☘









































この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?