推薦図書 やなせたかし 7 鮎瀬 夏樹 2024年10月24日 00:00 坊っちゃんの兄弟は医者をしていた伯父の養子になりぼくは亡父の跡を継つぐことになった(中略)戸籍謄とう本を取り寄せたとき自分の名前以外のところに全部×じるしがついているのを見た 父は死亡母は再婚弟は養子ぼくはこの世でたったひとり天涯孤独になったことを知ったしかしその頃はまるで孤独とはおもわなかったただぼくと弟の生活には ちょっとしたちがいができた弟は奥の間で伯父夫婦と川の字になって寝ぼくは玄関の横のつめたい書生部屋で寝た(伯父夫婦にはこどもがなかった 伯父夫婦は弟を溺愛した)ぼくらは世間的にはおなじ家に住み おなじ学校に通い ごくあたりまえの兄弟で(中略)弟はお医者さんの坊っちゃんでぼくはなんというか 坊っちゃんの兄が世話になっているという感じだったやなせたかしと おとうとものがたり P.15あの明るい やなせたかしさんが、少年時代にこんなに胸を締め付けられるような思いをしていたなんて。生きるということは、悲しいことの方が多いかもしれない他の著書でやなせさんが書かれていた。子どもの頃は大人は楽しそうと思っていたが、みんな悲しさを少しずつ覚えながら大人になって生きていくのかもしれない。おじいちゃん、おばあちゃんになるまで生きる #推薦図書 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #推薦図書 43,811件 #子育て #育児 #うつ #推薦図書 #大人 #母 #父 #医者 #悲しい #アンパンマン #弟 #やなせたかし #生きるということ #養子 #フレーベル館 #伯父夫婦 7 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート