見出し画像

33年間あがり症だった私が朝礼をやりきった時の感想は「M1を優勝した気分!」

私は33年間、極度のあがり症でした。当時100名近いスタッフを抱えるセンター長をしていましたが、あがり症ということもあり、朝礼は一切行っていませんでした。

そんなある日、ふとしたことがきっかけで朝礼にチャレンジすることになったのです。

毎日早起きして、出勤前に何度も何度もその日話す内容を練習しました。

朝礼をはじめて半年が過ぎた頃、どうしてもスタッフに伝えたいことがありました。

でも、朝礼が何とか出来るようになったとはいえ、毎日2分程度の短いものでした。
今回伝えたい内容はどんなに短くまとめても5分以上になってしまいます。

あがり症の自分が一人で5分も話せるか?頭が真っ白になったらどうしよう?と不安や恐怖でいっぱいになりました。

でも、「どうしても伝えたい」「もう逃げたくない」という自分の気持ちを素直に受け入れ、チャレンジする決意をしました。

この日はいつもよりさらに1時間早起きをし、朝から何回も何回も何回も何回も練習をしました。

失敗したらどうしよう…

声が震えたらどうしよう…

言葉が出なかったらどうしよう…

また、不安と恐怖が襲いかかってきました。

でも、大丈夫!
そんな時、私には魔法の言葉があります。
「失敗しても誰も覚えてないから大丈夫!」
この言葉を自分に言ってあげます。

そして、私はチャレンジをしました。


とにかく、「これだけは伝えたい」「これだけは届けたい」という想いを心を込めて話をしました…



その日、家に帰ると妻が笑顔で迎えてくれました。

私は、その時妻に何を話したか全く覚えていませんでしたが、先日、日記を書いていた妻が突然質問をしてきました。

「一年前の今日、帰ってきてすぐに何て言ったか覚えてる?」と。

私が「全然覚えてない」と返答すると、妻は笑いながらこう言いました。

帰ってすぐこう言ったの。

「朝礼が終わった瞬間、まるでM1を優勝した気分だった!」って。


私は今、あがり症とうまく付き合えています。

そんな私の今の夢は
「講演家」になることです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?