むらまこさんの提案から学んだこと、感じたこと
授業てらす算数部のむらまこさんが算数授業の導入、子どもたちの「やってみたい」「考えたい」をいう思いを持たせること、つまり、「めあて」を引き出すことについての提案をしてくださりました。とっても楽しく、学びの多い時間となりました。
子どもの心に火をつけるために
子どもの心に火を点け、子どもの「考えたい」「やってみたい」を引き出す手法を、4つの言葉、①時を戻そう、②安心してください、かくしているだけですよ、③Aか?Bか?どっちなんだい!?、④ほな、○○もあるか~?、にまとめて提案されていました(具体的な内容は、是非アーカイブをご覧ください)。
このお話を聞いて、僕は、以前にたいがさんが提案されていた「情報提示の仕方」や、森本隆史先生がお話しされていた「子どもへの見せ方」、尾﨑正彦先生の書籍の中から学ばせていただいた「ズレ」と共通したものを感じました。
何が、どう共通しているかを具体的に今の僕では言葉にできないのですが、算数について研究されている先生方は、それぞれの先生方の言葉で、それぞれのやり方で子どもの心に火をつけようとされているのだと思いました。
また、質問コーナーで「子どものハテナを持続させるためには?」と聞かれ、むらまこさんは、「一つの事例で終わっては駄目」と仰っていました。
僕は以前から、意欲には2種類あるのではないかなと考えていました。一つは興味を持つ意欲、もう一つがその興味を持ち続ける意欲です。
例えばたき火をするときにも、火をつける方法と、一回ついた火をつけ続ける方法って、違うと思うのです。
これと似ていて、子どもの心に火をつけるときの教師の役割と、子どもの心についた火を点け続ける教師の役割って違うと思うのです。
今回のむらまこさんの提案は、この子どもたちが興味を持つ意欲について、とても詳しく教えてもらいました。そして、子どもの心に火を点け続けるために大切になることについてもヒントをもらえたと思います。
あと、改めて、むらまこさんがとても熱い先生であることが分かりました。子どもの心に火をつける教師は、教師自身が熱を持っているから子どもにその熱が伝わるのだと思いました。僕自身も、もっと熱く、算数について考えていきたいと思いました。
教師がねらいをはっきりもつ
むらまこさんは、「めあて」と「ねらい」の言葉の違いから提案をされていました。子どもたちの学びを大切にされているからこそ出てくる言葉だと思いました。
また、「子どもたちの中から」や、「用意していないものに付き合う」という言葉も聞かれました。僕自身、事前に考えた流れにこだわってしまうことが多いのですが、むらまこさんが目の前の子どもたちの思考に沿って授業を展開されているのがすごいなと思いました。これも、むらまこさんが、授業の「ねらい」をしっかりと持っておられるから出来ることだと思いました。学年のねらい、単元のねらい、授業のねらいをしっかり僕自身がしっかり持っていきたいです。
おわりに
今回のむらまこさんの提案は、教師の教育観を問うものだったと思います。目の前の子どもたちの学びを大切にしているか、そのために必要なことは?授業改善の大切なポイントを学ぶことができました。また、むらまこさんのお話をゆっくり聞かせていただきたいです!ありがとうございました!!
おくのっち_奥野成宏@京都府
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