【道徳】加藤宣行先生から学んだこと
こんばんは!授業てらすのマッサンです!節目の時期,引継ぎや次年度の準備で忙しない日々が続いていますね。しかも来週はノンストップで始業式や入学式の所も多いのではないでしょうか。英気を養うことも大切な次年度の準備です。少しでもリフレッシュして次年度にのぞみましょう(*^-^*)
今回はチーム道徳のメンバーが筑波大附属の加藤宣行先生から学んだことをまとめました。道徳の授業づくりなどに1つでも参考になればうれしいです!
本質を問う
自分の道徳の授業は面白くないな……
道徳って何が面白いの?
どう授業すればいいの?
メンバーそれぞれそのような悩みを持っていました。そんなところで,加藤先生の授業を拝見。
すると……
自分たちが思っている以上に深く考える子ども達の姿!
グッと見ている私たちも引き込まれました。
・・・・・・
そもそも教師が価値について深めようとしたのか?
「あいさつは大事だからしましょうね」なんて,子ども達にとって分かり切ったことを授業していなかっただろうか?
すぐに答えられるような質問ばかりを子ども達に投げかけていなかっただろうか?
「本質を教師も考え,深めていこう」
そう考えるきっかけになりました。
子どもに寄り添い,引き出す
教師が答えを与えるのではなく
教師が子どもから考えや答えを引き出す
そういった姿が加藤先生の授業から感じられました。
発問をしたらすぐに手を上げる子だけ当てるのではない
ジーっと間をとって,ウーンと考える時間を確保
子どもの言葉で授業(板書)をデザインする
教師の価値観で子どもの発言を否定するようなことはしない
そもそも道徳の答えって簡単じゃない
簡単に答えられるような問いは
質問であり発問ではない
自身の授業中の問いが,分かり切ったことを聞いていないか?
そうふりかえるきっかけになりました。
子どもと一緒に考え議論する
そもそも私たち教員は自身の道徳観を絶対視して子どもたちに教えられるほどの人間なのでしょうか?
加藤先生に学ばせていただいて,
教師も子どもも
より良く生きたいと考え悩む
同じ人間
と捉えるようになりました。
加藤先生は
子どもの発言がよく分からないからとただスルーせず
「どういうこと?」
と問い返す。
展開場面では,加藤先生の発言で
「どういうこと?」
と問い返す割合がとても多いです
(この問い返しは発言者のみでなく,クラス全体に問いかけています)
そして
子どもの発言がほぼ全てをしめています。
(もちろん,教師としてどのタイミングでどのように問い返すか,そこにはこれまでの教材研究や経験の積み重ねがものを言うと思います。指導案通りの前もって作られた台本に固執するのではなく,目の前の児童と生で授業をする。そういった積み重ねが大切だと思います。)
「うーん」
「あ!〇〇さんの言ってることってさぁ・・・・・・」
「でも△△って考えもあるよね」
そういった授業づくりが
前述の「本質を問う」道徳の授業
に,なるのではと思いました。
終わりに①
以前何かで,嫌いな教科アンケートを目にしたことがあります。
その中に道徳がありました。
理由の大半は,
「分かり切ったことを学習するから」
でも,加藤先生のように,
本質を問う
子どもから引き出す
子どもと一緒に考え議論する
そんな道徳を子ども達と作ることができたならば,きっと
「道徳って面白い!考えるって面白い!」
そんな子ども達の姿への道が……そんな姿につながる扉がオープンするのではないでしょうか。
教師自身が深め,子ども達を信じ,子ども達と共に考える。
決して簡単ではないけれど,そんな授業を来年度も目指したいと思いました(*^-^*)
終わりに②道徳メンバー「加藤先生から学んだこと」
各メンバーによる「加藤先生から学んだこと」を掲載します♪
私たちは皆様と同じです。
同じような悩みや課題を持っていて,ウーンと考え悩みながら,少しでもより良い道徳をしたいと思っています。
これを読んでくださった皆様と道徳について考える機会があれば嬉しいなと思います(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは皆様,よいお年度を(^^♪
マッサン