実家にあるレコードの売り方~私の実体験より
私が生まれたあとしばらくして、両親は祖父母との間で金銭が絡むいざこざに巻き込まれて、父のお給料だけでは生活が大変になり、母は家にあったレコードを売り払ったりしながら食費をまかなったりしていたそうです。
でも私は、母がレコードを聞きながらツイストを踏んで踊っていた記憶が強く残っていています。
それはどうしても売りたくなかったレコードのうちの一枚だった模様。
誰の曲だったかまでは思い出せないのですが、母が私に一緒に踊ろうと言って二人で笑いながら踊った記憶が、唯一心から愛されていたと思えた出来事です。
3歳か4歳ごろの話。
引っ越しや時代の流れで我が家のレコードがすべてなくなってから30年以上経って、祖父母の家の片づけをしていたら、父の10代、20代のころのレコードがたんまり押し入れから出てきました。
「私のレコードはみんな売って食べるためのお金にしたのに・・・」
とレコードを見て嫌味を言う母。
それを無視して、ジャケットを見て懐かしがる父。
私や弟には、テレビの音楽番組やコント番組を見るのを禁止していたくせに、レコードがたくさん出てきて喜んでいる姿を見て、正直私はあきれました。
レコードで音楽を聴いていた世代の方は、ジャケットを見ただけでいろいろな思い出がよみがえると思います。
そして今、
・あえてレコードで音楽を聞くことが流行っているらしい
・昭和の懐かしい音楽が再ブレイクしているらしい
ということをテレビで見たことがあると思います。
これを見て、
「あ、実家のレコードをフリマアプリを利用して売ったらかなりいいお金になるかも」
と思った方。
その考え方は危ないです。
下手すると売れな過ぎてメンタルがやられます。
こういう内容のテレビの情報に流されて出品しても、売れるものはごくわずかです。
まずは、レコードの種類を頭に入れてから有料部分をご覧いただくとわかりやすいと思います。
オーディオテクニカさんのホームページより引用させていただきます。
この記事の有料部分では、あくまで「実家の片づけ物をしていたらレコードがたくさん出てきたからどうしようか?」と思う一般の方向けに、私の経験をもとにした内容をお伝えしていきます。
ちょっとした読み物と思っていただければうれしいです。
同業者、レコードに詳しい方、レコード店を始めたいと思う方など、知識がプロ級の方や商売としてレコードを販売していこうとする方には役に立つ情報は記載しておりませんので、購入しないでください。
ここから先は
¥ 200
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?