話題のオンライン会議サービスWhereby(ウェアバイ)のビジュアルコンセプトが、かわいすぎる。
最近では、オンライン会議システムを使う機会も増えてきたので、ご存知の方も多いと思いますが、「ブラウザ完結型」の誰でも手軽にオンライン会議ができるサービスWhereby(ウェアバイ)のビジュアルコンセプトを紹介したいと思います。
Whereby(ウェアバイ)は、ノルウェーのオスロを拠点とするオンライン会議システムの会社です。
彼らの会社は元々がリモートワークを主体としているので、各々のライフスタイルに合わせ、10ヵ所のリモートオフィスに散らばり仕事をしているようです。大都会に住むメンバーもいれば、家族とともに田舎でゆっくり暮らすメンバーもいる。
仕事に縛られることなく好きなところで生活できることは、人生を変えられるほどの力があり、新型コロナの影響で未来の働き方は確実にこの方向に進んでいると思います。
ブランディングの話に戻りますが、
2019年8月、プロダクト名をappear.inからWhereby(ウェアバイ)に変えることを、新しいブランドアイデンティティとともに発表しました。
Wherebyは「その人の人生が豊かになる場所で働き暮らす自由を与える」というビジョンを掲げています。
リモートワークが一般化すれば、大都市に人口が集中することなく、地方の小さなコミュニティが生き残ることができる。個人同士のコミュニケーション手段が発展し、画面を通してでも「一緒に仕事をしている充実感」が得られればストレスも減り、人間らしい生活を取り戻すことができる。
ネーミングは、カリフォルニア州バークレーにあるネーミングエージェンシーA Hundred Monkeys。「Whereby=何かを成し遂げるための手段や方法」。
ブランドアイデンティティについては、同じくオスロに拠点を置くデザインエージェンシーHeydays。個人的にも注目しているデザイン会社です。
「新しい働き方やサステナブルなソリューション」を表現しています。
デザイン要素は、「穏やかな心地よさを与えつつも、創造力や好奇心を掻き立てるもの。山のなかでチームビルディングを行うことが慣習化しているノルウェーということで、自然のエレメンツ。」
キーワードは、「ファンタジーの世界、おとぎ話、童話、空想・夢想。」
メインフォントはRoslindaleをカスタムしたもので、過去にはThe Wall Street Journalのフォントデザインを手掛けているマサチューセッツ州のフォントデザイナーのDavid Jonathan Ross。
イラストは、世界中を飛び回って活躍するフランス人のイラストレーターデュオIcinori(Mayumi Otero & Raphael Urwiller)。
人間らしくも夢見心地で冒険心あふれ、空想的でありながらも未来を感じさせる世界観。かわいすぎる。そして完璧な仕事をしている。
すべてがスムーズにいくはずもなく、苦労の連続だと想像しますが、その苦労を楽しみながら、お互いを尊重し歩んできた形跡がところどころに見えて本当にわくわくするブランディングです。
オンライン会議サービスWhereby(ウェアバイ)noteもあります。サービスについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!