少しずつ現れた変化と疑問
アライメント重視のアイアンガーヨガで良いなと思うのは、
柔軟性に任せてasanaを取らないこと
基礎ができてから次の段階へ進むこと
シークエンスがよく練られていること
例えば腰の柔軟性でぐにゃりと後屈したり
股関節が安定していないのに開脚したり
パッと見はできている「映える」憧れの上級ポーズも
「Tadasanaができてないのに、そんなの何にもならない」と師匠。
経験者でも入門クラスで半年〜1年くらい練習しながら
師匠からOKがでたら上のクラスへ行ける、というシステムだった。
だから、初心者が身体の使い方もわからずに
見様見真似で動いたりして身体を痛めるようなことは
少ないのではないかなという印象(個人的な意見です)
膝をロックして真っ直ぐ立つ
肩をぐいっと後ろへ寄せて下げる
胸椎を後ろから押して凹ませる・・・
道具を使いながらアライメントを整えるのは、
つまりは少しずつ骨格を「矯正」する感じだったので
できないasanaはあったけれど、
練習することで姿勢良く、脚は真っ直ぐになり、
腹筋はうっすらシックスパックになるくらい引き締まった
自分では「今が一番身体がFITしている!」と思っていたけれど
その反面、朝起きると背中がガチガチで痛いから
フォームローラーで解すことが日課になり
正反対の陰ヨガで緩めることでバランスを取っていた
(陰ヨガ講師でもあるし、必要だと感じてた)
でも、ある時、歯を食いしばって
手首や肩の痛みが我慢しながらasanaをとっている自分に、
本当に身体に良いんだろうか?
私、何やってるんだろう?
修行したいんだったっけ?
という感情が出てきてしまった。
こんなに関節を伸展させたり
真っ直ぐな背骨で後屈をすることや
捻れた腕・外れた肩でバランスを取ろうと
歯を食いしばり全身ガチガチにしてポーズをキープして
身体には良いのだろうか?
ちょうど股関節に痛みが出てきたこともあり、
理学療法士でピラティストレーナーでもある方から
解剖学が学んだり、セッションを受けることで
自分の身体について新たに知るようになる