いつか行く26の旅 trip00
いつかは行ってみたい旅のプランが沢山ある。ここはそれを入れておくバケツだ。英語では「Bucket List」という。死ぬまでにしておきたいことを書いたカードを入れておくバケツだ。
映画にもなった。「最高の人生の見つけ方」、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した映画で、原題を「The Bucket List」(棺桶のリスト)という。(日本でも吉永小百合、天海祐希共演でリメークされた)。
■1 アメリカ大陸を高速道路を使わずに「ブルーハイウェイ」二車線の国道で横断する旅
『ブルーハイウェイ』は、アメリカの二車線国道2万kmを旅する本である。アメリカインディアン系の著者が、アメリカ全土の一般国道を走って集めた「アメリカの片田舎の人々の暮らしと生き方」の記録である。深い内容、あふれるユーモアとメランコリーと内省がいい。『禅とオートバイ修理技術』『オン・ザ・ロード』『ノマド』『チャーリーとの旅』に並ぶ最高のアメリカ放浪文学の一冊であると思う。
特筆すべきは、この本では辿った道が克明に書いてあるので、この本を読みながら全てのルートを地図上で追い掛けることが出来ることだ。地図好きにはたまらない本だ。(もちろん私も全コース辿ってみた)
二車線道路沿いに垣間見るアメリカはなつかしく雄大だ。アメリカの田舎の下の道、二車線国道をどこまでもひたすら走ってみたい。
([US-50] アメリカ横断、連載中)
([US-80] 連載完結)
■2 北欧海岸をフェリーで(降りたり乗ったりしながら)辿る旅。
ベルゲンから毎週出発する定期船。フィヨルドの小さな町、村の港を辿る。停まった港ごとに降りてみる。できれば「寒い所は寒い時に」行ってみたい。
このガイドブックのリック・スティーヴスは「ヨーロッパ路地裏旅行」の草分け。この人のガイドブック、旅の作法にはお世話になった。「3週間ヨーロッパの旅」にも参加した。アメリカ人との旅はおもしろかったな(初めて地下鉄に乗る人がいて驚いた。切符の買い方、乗り方から始まるんだよ)。
■3『最長片道切符の旅』を旅する(連載中)
北海道から鹿児島まで「一筆書き」で辿る、宮脇俊三先生の『最長片道切符の旅』を追い掛けて、鉄道、フェリー、バスで旅をする。45年前の鉄道と日本を辿るタイムトラベルだ。
北海道を出発して現在、四国を踏破して現在広島まで来た(day40)。
連載中。
■4 英国を歩いて(西から東へ)踏破する旅。
スコットランド北部の湖沼地帯を西から東へと歩く。風が強くて泥だらけの道だ。まあ、英国のフットパスならどこでもいいんだけどね。
■5 ヨーロッパの最北端から最南端まで5200km
ヨーロッパの最北端から最南端まで(高速に乗らないで)下の車線で行く旅。3週間ぐらいかな。スウェーデンからデンマークへはフェリーで渡りたい。
フィンランド、エストニア、ポーランド経由5000kmのルートも捨てがたい(が、今は無理だろうな)。
なんと、ヨーロッパ最南端から最北端まで「鉄道」で行った人がいた。いや、いるもんですなあ。
■6 四国八十八ヵ所歩き遍路
1200km歩き遍路、結願。合わせて「別格二十」も踏破、お数珠をいただいた。
「傾向と対策」は1200kmを歩く「準備」と「装備」の記録。
■7 カミーノ・デ・サンティアゴ
スペインの巡礼路の旅。世界遺産。(パリ/ノートルダムから出発してみたい) お遍路の次はこれか。
■8 青森から福島まで海岸沿いに辿るみちのく潮風トレイルの旅
青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐ1000kmのロングトレイル。
日本にもよいロングトレイルが沢山ある。
■9 関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)
関東をぐるっと巡る全1800kmのロングトレイル。とはいえ標高1000m以上の山はない。関東周辺の里山、自然や文化、歴史にふれる道、村と村を辿る道だ。東京からぐるっと見渡せる山を全部歩く。
神奈川県の城ヶ崎から出発、ぐるっと千葉県の鋸山まで来た。途中、東京、神奈川、埼玉、群馬、千葉の一都四県、1200kmは踏破済み。茨城は筑波山だけ未踏、もう少しだな。群馬、栃木は遠いところ、山深いところだけ残ってしまった。
■10 英国鉄道2週間、東西南北の端っこまで行ってみた旅
BritRail 2週間を使って、英国の東、北、西、南の端まで行ってみた。二週間、鉄道に乗りっぱなしだった。ミルクティーが好きになった。(連載準備中)
■11 アメリカ大陸の北西シアトルから斜めに南東の端キーウェスト
アメリカ大陸の北西の角から南東の角まで(高速を使わないで)二車線国道を車で行く旅。(google mapsで作ってみた)(今まで行ったことがない州が多いのでおもしろそうだ)
【追加】 2024 Aug.
なんと、この行程を実際に走って「The Longest Road: Overland in Search of America, from Key West to the Arctic Ocean」本にした人がいた。しかも、キーウェストから出発して、北西の角シアトルを通り越してアラスカの最北端デッドホース(北極圏)まで25,000kmを走破したという。この本、読み始めたらおもしろくて一気に読んでしまった。どこかで出版すればいいのに。
■12 京都をぐるっと一周する「京都一周トレイル」の90km旅
(挑戦中) あるんだね、京都にも。ここは混んでなくていいよ。
■13 オーストラリアの鉄道33,000kmを乗りつぶす旅
■14 鹿児島から連絡船で沖縄まで行く島旅
鹿児島から沖縄まで1日1便、定期便が出ている。沖縄まで25時間の船旅だが、勿論各島で途中下船するのだ。一泊して翌日の船に乗る。気持ちがよい島には連泊したい。
■15 『ペソアと歩くリスボン』の旅
ペソアはポルトガルの国民的作家、詩人。お札にもなった。
その作家がヨーロッパ西端の小国を世界に知らしめたいという切なる想いで1920年代に書いた未完のガイドブック。コルメシオ広場や、ジェロニモス修道院など詩人の眼が活写したポルトガルの観光地を、当時の図版も交えて紹介している。現在でもそのままガイドブックとして使えるという。
この本を持って行ってみたいではないか。
■16 市場がある街で三週間暮らす旅
(マルセーユとかボローニャとか)暮らすように旅をする。市場に近い所に3週間滞在してみたい。時々Airbnbで滞在先をチェックしてみている。
■17 自宅から京都まで中山道、530kmを歩く旅
■18 AT(アパラチアントレイル)を見に行く旅
アパラチアントレイルはアメリカを南北に3500km貫くロングトレイルだ。全部歩くと6ヶ月かかる。なので、最初と途中と最後だけ見に行く「キセル」旅。
アップルウオッチに連動している「Walk the Distance」というiPhoneアプリでアパラチアントレイルを歩いている。コロナが始まった年から歩き出し、三年掛けて3500km歩き通した。
■19 AAAで始まる空港からZZUで終わる空港までの旅
空港には三文字の空港コードがある。NRT(成田)、HND(羽田)など。
その初めから終わりまでを乗り継いでいく旅。南太平洋からアフリカまで、どうやって乗り継ぐんだろうか。
AAA Anaa Airport, French Polynesia. フランス領ポリネシア
ZZU ムズズ空港 マラウィ(アフリカ)
■20 US-50 アメリカ大陸横断の旅 (掲載中)
サンフランシスコからワシントンDCまで「The Loneliest Road」と呼ばれる5000kmの長い二車線国道。ここを二週間掛けて友人と辿った。(走破済み)
■21 母の卒業旅行 (準備中)
「初めての海外旅行に、一人で行ってみたい」と母が言ってきたのは、母が56歳の時だった。
そして母の死後、その時の旅程表、ノート、様々な切符の半券までそっくり菓子箱に入って押し入れから出てきた。母にとっては忘れがたい大切な旅だったのだ。これはそれをまとめたものである。(準備中)
母はそれ以来、毎年のように海外旅行に出掛けていった。この最初の旅行がその切っ掛けになったのだ。
最近知ったのだが、母はこの旅行のために自分で布を織り、自分で服を仕立てて着ていったそうだ。ドイツに着いたその晩、あまりにも寒かったので近所の薬局で股引を買ったんだそうだ。初めての海外、第一日目ですよ。やるじゃありませんか。
■22 フランスを運河で縦断する
フランスの地中海から大西洋までを結ぶ世界遺産のミディ運河がある。運河だけを使って南から北へ、フランス内陸部を舟で縦断したい。
■23 「山のクリスマス」を訪ねる旅
小さい頃から何度も何度も読んできた「山のクリスマス」。舞台はインスブルック。そして学校から見えた山を登って行く山岳鉄道も現存している。
■24 鉄道しりとりサイコロの旅
サイコロを振って、知らない駅を訪ねてみる。そこから又しりとりで知らない駅へ、18切符を使って行ってみたい。いや、これけっこう大変。修行です。やってみる?
■25 日本の美術館100を巡る
美術館が好きで行った先にあれば必ず立ち寄る。美術館は美術館建築そのものが鑑賞の対象となる。
CasaBrutusの「日本の美術館Best100」のリストをチェックしてみたら57館に行っている。とすれば残りも行かずばなるまい。
■26「しま山100」を登る
島が好きだ。船に乗るのが好きだ。山が好きだ。で、「しま山」だ。日本離島センターが選んだ「しま山100選」。行ってみたいではないか。
行ったことがある山はわずか5島。小笠原・母島の乳房山はガイドに連れて行ってもらった。伊豆大島の三原山はお鉢めぐりから島の反対側まで縦断した。島の山は、頂上からの展望が必ず360度なのがいい。
そんな旅をしてみたい。