自信が持てないあなたへ。自信を持つために必要なたった1つのこと
「もっと自信を持ちなよ」
今までこの言葉を何回言われてきただろうか。
私は人前でしゃべる時、途端に自信がなくなるタイプだ。
1番強烈に覚えているのは、就活の時。
私は就活塾に通っていたのだが、毎週社会人の大先輩たちに対して模擬面接をしていた。
今までサークルの友達とはあんなに楽しく気軽にしゃべれていたのに、模擬面接となると途端にノドがカラカラになる。
事前に考えてきた自己PRも志望動機もしどろもどろ。
あっという間に15分が経つ。
また自分のことを伝えられなかった……と、絶望する。
そして毎回のようにこう言われる。
「自己PRで何言ってるかよく分からない」
「全然君のことが伝わってこなかった」
「しゃべり方に自信が無さそう」
「もっと自信を持ちなよ」
無理だよ、そんなの。
「自信を持とう!」と思って、自信を持てる人っているのか?
再現性高く「自信を持てる」人なんて、きっといない。
「もっと自信を持ちなよ!」と言っている人も、本当に自信を持っているのか?
そんなが悶々とした思いが渦巻く夜は、1度や2度ではなかった。
===
内閣府は2014年に「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」を発表した。
これは世界7カ国の13~29歳の男女を対象にした意識調査だ。
このなかで「自分自身に満足している」という質問に「そう思う」と答えた割合を見てみると、とても興味深い結果になっている。
1位 アメリカ…86.0%
2位 イギリス…83.1%
3位 フランス…82.7%
4位 ドイツ…80.9%
5位 スウェーデン…74.4%
6位 韓国…71.5%
7位 日本…45.8%
そう、日本人は自分自身に満足していない。
言い換えれば「自信がない」国民だ。
日本人はプレゼンが下手だったり、夢を語ることを避ける、とよく言われる。
それも全て、この「自信がない」国民性から来ているのかもしれない。
===
先日、Twitterを見ていたら、昨年大ヒットした映画「ラ・ラ・ランド」についての、とても素敵なツイートが流れてきた。
自分のがんばりをどこかで見ている人が必ずいるってすごい心強いことやし、それがお互いに対して当てはまってるっていうのは、ずっと一緒に暮らすよりめっちゃ尊い関係じゃない?っていう話
あぁ、「自信を持つ」ってそういうことか。
今までのモヤモヤが突然晴れたような気がした。
人は「見てくれている人がいる」ことで、自信を取り戻す。
この事実に気づいたのだ。
思い返すと、私は昔に比べて圧倒的に自信を持って行動したり発言できるようになってきた実感がある。
いつからそうなったんだろうか……。
そうだ。
Twitterで一定以上の反応をもらえるようになってきてから。
つまり、私の言動を「見てくれている人がいる」という安心感を得てからだ。
もう1つ印象的なエピソードがある。
先日、社内でも特に仲の良いメンバーとランチに行ったときだ。
社内でも特に優秀なメンバーについて「すごいよねー」とほめていた時に突然
「でも坂口さんもメチャクチャ優秀じゃないですか。」
と言ってくれたのだ。
「ああ、自分のことを見てくれているんだ。」
そう思った途端、頭がぽーっとなり、体全身に血がめぐるような感覚になった。
あの感覚が「自信」だったのか。
今思い返すと、そう確信できる。
===
自信を持つためには「自分を見てくれている人を作る」ことが近道なんじゃないかと思う。
それにはただ「見る」だけではなく「認めてくれる」ことも同時に必要だ。
難しく感じるかもしれないが、その方法は様々ある。
例えば、ほめ上手な先輩にメンターになってもらう。
自分と同じレベルだなと思う人に、ライバル宣言をする。(ライバルになると、人は途端に相手の良い所ばかりが目につくようになる生き物だ。)
私のようにTwitterで発信をして、反応がある程度もらえるようになるまで頑張る方法もあるかもしれない。
会社のマネージャーのように、人を見ることが多い人は逆に「見ているよ」と示すことで、メンバーは自信を取り戻す。
上手くいっている時にほめる。
上手くいって無さそうな時に、その中でも上手くいっていることに言及しつつ、声をかける。
そういったコミュニケーションを心がける必要がある。
===
結局、人は他者からの視点で自分を相対化することでしか、自分を信じることができない生き物なのだ。
でもそういう性質を持っていると分かれば、それを活用するだけ。
自分の周りに、自分のことを認めてくれる人で固めていく動きを、今からでもしていくべきだ。
人に否定されて悩んでいたり、自信を失っている方へ。
ぜひ、自分を見てくれる人を、なんとしてでも探し出してください。
それが、自信を取り戻す、最初の1歩になるはずだから。
自信が持てない方におすすめの書籍
★Twitterやっています!noteのネタのタネを投稿しています。