文体模写の模写日記:夏目漱石編
親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
ゆっくりしたくなった時はすぐ何か観たくなる。だが、親父が小遣いを呉れない時は部屋を荒らすしかない。先祖代々のが瓦楽多を売って金にするのもいいが、この町は田舎者が集まる野蛮なところで、どうせ碌なものはない。大人しく蟄居して、自分の部屋でネトフリを見た方が宜い。
ベットに寝転がってパソコンを開くと、safariを開いて、ネトフリで作品を探す。これが面倒臭い。俺にはなぜ最初からデスクトップにネトフリを置いておかないのか、ちっともわからない。次は湯を入れる。たった3クリックでネトフリを開けるなんて人を馬鹿にしていらあ、と思ったが出来るのだから仕方がない。あきれ返ってはハハハハと笑っていたら、その間に終わる。
待っている間はTwitterでもいじったらいい。あまり時間が潰れるようで腹が立ったら、スクリーンタイムをみて、スマホを放り投げればいい。ざまをみろ。これも親譲りの無鉄砲である。
映画鑑賞して、横になる。終わったらちゃんと止めなければならぬ。もう1人の自分が坊ちゃん後生だから見終わったらパソコンを閉じてくださいと言った。だから、パソコンはまだ開いたままである。
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