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文体模写の模写日記:週刊文春編

友人にLINE ”繁華街での怪しい密会”を報告

5月中旬、大阪の焼き鳥屋の一室から、マスクをした男が出てくる。男は警戒するように周りを見ながら、最寄りの駅の改札へと消えていった。

男は、学生A氏(20)。身長175センチ、中肉中背で、顔は歌手のBTSのググを目指している。A氏をよく知る人物はこう証言した。

「彼が彼女ではない女と外出する姿はよく目撃されています。本人は気付かれていないと思っているようですが、駅員さんには「また同じ人が通ったと思われています。あだ名も付けられているようです」(関係者)

5分後、A氏が電車に乗ると、携帯を取り出して、メッセージを打っている。手持ち無沙汰な様子のA氏は怠げに指を動かしていた。

電車内でA氏はマッチングアプリを開くと、おもむろにお礼のメッセージを送り始めた。

「彼の女好きは界隈では有名です。毎月3人は食べているそうですよ。大っぴらには公言していませんが、信頼できる仲間には打ち明けているようです」(同前)

A氏は慣れた様子でLINEを開く、友達とのトーク画面だ。同時にイヤホンをして音楽を用意する。そして、プレイリストを再生し、荒んだ心を癒した。

ごく普通の光景に見えるが、実はA氏が告白し、できた彼女は友人の先輩。その上、A氏は同じ勤務先だというのだ。彼女からマッチングアプリへ”乗り換え”していたとなると事態は穏やかではない。関係者は続ける。

「さすがに、彼女には言わないようですが。だけど、知っている人は知っている話。でも、プライベートですからね。微妙なところです」(同前)

信頼は”トンネルを抜ける”と失われてしまうだろう。


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