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健康とお金に関して

結論から言おう。

「運動は絶対にするべきだ」

運動の科学的根拠は多岐に渡る。

運動は単に「痩せる」「筋肉をつける」といった外面的な効果だけでなく、身体・精神・社会・経済など、多角的にポジティブな影響をもたらす。健康な体を保つことで、自己管理能力や社会的評価を向上させ、キャリアや金銭面にも好影響を与えられる可能性が高まる。さらに、心身の健康が維持できると人生の満足度自体も上昇し、長期的な視野で見ても豊かな人生を送れるようになるのだ。

運動を始めるうえでは、無理なく続けられる種目や頻度を選ぶことが大切。ウォーキングや軽いジョギング、簡単な筋トレなど、まずは週に数回からでも構わない。継続していくうちに、運動の楽しさや効果を実感し、人生全般に好影響を与える大きな資産となるはずだ。

運動はお金と同等くらいに大切なことだと私は思っている。

前述したとおり、運動は人生を好転させる要因だらけである。

1)自己管理能力の向上  

2)人生の満足度向上

3)アンチエイジング効果

4)回復力の向上

運動を定期的に行うことではそうでない群と比較しても生涯に罹患する病気の率が低下するのは、すでに研究報告からも報告されている。また、定期的な運動が直接的に「給与を上げる」「ビジネスの成功を保証する」といった因果関係ではなく、間接的な要因として「生産性向上」「信頼感・意志力の向上」「体調管理能力の高さ」などに寄与し、それが結果として経済的な成果につながると考えられているのだ。

定期的な運動が病気を予防する医学的根拠

1)心血管疾患の予防

世界保健機関(WHO)は、週に合計150分以上の中強度の有酸素運動を推奨している。これにより心臓病や脳卒中のリスクが低減することが複数の研究で示されているのだ。「American Heart Association(AHA)」も同様に、定期的な運動は高血圧や高コレステロールを改善・予防し、心臓病や動脈硬化のリスクを下げると報告している。

毎日30分程度のウォーキングを行う人は、まったく運動しない人に比べて心血管イベント(心臓発作や心不全など)の発生率が約20〜30%低下するという研究報告がある。

2)2型糖尿病の予防

「Nurses’ Health Study」や「Health Professionals Follow-up Study」などの大規模疫学調査では、ウォーキングなどの中強度運動を週に150分以上行う人々は、2型糖尿病のリスクが顕著に低下することが示されている。筋トレを含むレジスタンス運動を週2回以上行うことで、筋肉量が増えインスリン感受性が向上し、食後血糖値を安定させやすくなることが確認されている。

3)がんの予防

「JAMA Internal Medicine」や「British Journal of Sports Medicine」などに掲載された複数のメタ分析では、大腸がんや乳がんの発症リスクが定期的に運動する人で有意に低いことが示されている。

とくに大腸がんでは、週に2.5〜5時間程度の中強度運動を行うグループと行わないグループを比べた際、がんの発症リスクが10〜20%程度低減するという報告がある。1日30分前後の軽いジョギングやサイクリングを習慣化することが、炎症マーカー(CRPなど)を抑え、がん関連の炎症リスクを下げる可能性がある。

4)骨粗鬆症やうつ病の予防

有酸素運動や筋トレは、骨密度を維持・向上させ、骨粗鬆症や骨折のリスクを低下させることが知られている。また、運動時に分泌されるエンドルフィンやセロトニンなどの神経伝達物質は、気分安定やうつ病の予防に有効とされている。

 

定期的な運動がお金を稼ぐ能力につながる根拠  


1)生産性と仕事のパフォーマンス向上

Journal of Labor Researchのある研究では、定期的な運動習慣を持つ社会人は、持たない人に比べて平均9%ほど給与水準が高いという結果が示されている(Vasilios Kosteas, 2012)。原因としては、運動習慣により体力・集中力・精神的安定が高まり、業務効率がアップすることが考えられている。オフィスワーカーが週に3〜4回、ランチタイムに15〜30分のウォーキングを取り入れたところ、午後の仕事の集中力や作業スピードが向上し、ミスが減少したという報告もあります。

2)健康管理による医療費・欠勤リスクの低減

医療費の削減が可能病気になりにくい=医療費がかさみにくい というメリットがあり、長期的には資金の余裕が生まれやすくなる。企業側から見ても、健康管理ができる社員は欠勤や早退が少なく、仕事の安定性が高いという理由で評価される傾向がある。生活習慣病予防による長期的なコストメリットもあり、高血圧・糖尿病などを予防できれば、将来的な医療費負担が大幅に減るため、貯蓄や投資に回せる資金が増える可能性がある。

3)信頼感・意志力の向上

ポジティブな印象の形成が可能。定期的な運動を続けている人は、周囲から「自己管理能力が高い」「健康的でエネルギッシュ」という評価を得やすく、昇進・昇給や新規プロジェクトのリーダー任命などのチャンスが回ってきやすいとされている。社員同士のスポーツイベントやランニングクラブのリーダーなどを務めることで、リーダーシップやチームビルディングのスキルが高まり、それが本業の評価につながりやすくなる。

4)副業やビジネスチャンスの拡大

パーソナルトレーナー、オンラインレッスン、スポーツブログ・SNS発信など、運動経験や知識がマネタイズにつながる可能性がある。自分自身が運動で得たノウハウをSNSや動画プラットフォームで共有し、そこから有料プログラムを販売したり、パーソナルトレーナーとして副収入や新たなビジネスを得るケースも増えている。

以上が科学的根拠に基づいた「運動を絶対にするべき」という私の持論である。

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