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食品ロスを減らすフードバンクへの支援

こんにちは。JPR広報部の外里(ほかり)です。今回は私たちJPRの環境にやさしい取り組みの一つ「フードバンクへの支援」をご紹介します。

1.「フードバンク」とは

 「フードバンク」とは、企業やご家庭において、まだ賞味期限はあり安全面に問題はないけれど、様々な理由により捨ててしまう食べ物を捨てずに寄付していただき、その食品を必要としている人へ無料で提供する団体(活動)のことを指します。まだ食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品(いわゆる食品ロス)を削減するため、こうした取り組みを有効に活用していくことも必要とされています。農林水産省が公表している食品ロス量の推計値(令和2年度時点)は522万トン。推計を開始した平成24年度以降で最少の数値だったそうですが、まだまだ膨大な量の食品ロスがあるのですね…!

(参考)農林水産省HP「フードバンク」

2.JPRに何ができるか

 実は私たちJPRも、2011年からフードバンクの取り組みを支援させていただいています。JPRのレンタルパレット運用の仕組みを活かした、「セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)」様への支援がその始まりでした。2HJ様は日本のフードバンク団体第1号で、フードバンク活動を通じて食品製造業者、食品輸入業者、食品流通業者、農業生産法人などと提携し、余剰食品を寄付することを促しています。寄付された食品は安全に保管され、全国の主要なフードバンク団体とも連携し、食品支援が必要な施設・団体・家庭(個人)などへ提供されます。なお、個人での食品の寄贈も受け付けておりますので、ご関心のある方はこちらをご参照ください。
 2HJ 様に食品を提供する企業様の中には、JPRのお客さまも多数いらっしゃいます。そうしたお客さまがレンタルパレットを利用して2HJ様へ食品を運び、寄付します。寄付する食料を運ぶパレットのレンタル料金はいただきません。そしてJPRが空きパレットの回収も無償で実施するというスキームで協力しています(下図)。納品から回収までのコストをサポートすること、輸送の手間を効率化すること、廃棄される食品を有効利用するための物流を2つの側面からお手伝いしています。現在は、2HJ様以外のフードバンク団体へも同様の支援を少しずつ拡大しているところです。

JPRフードバンク支援のスキーム

3.物流でもロスをなくす

 フードロスにも貢献しているJPRは、物流の機会ロス削減にも貢献しています。10月12日(水)に開催された、2HJ様主催のセミナー「第15回 フードバンクシンポジウム」(セミナーの詳細はこちら)では、物流の機会のロスをなくす、共同輸送マッチングサービス「TranOpt」をご紹介させていただきました。AI によって業界を跨いだ荷主企業同士をマッチングし共同輸送の機会を創出することによって、物流業界全体の課題である実車率や積載率の向上、CO2 排出量の削減に貢献するサービスです。ご興味のある方はぜひこちらをご覧ください!

4.私たちにできることを

 私たちが生きていくための活力の源は食べることにある、と言っても過言ではないと思います。「今日、明日、食べるものがない」そうした事態を防ぎ人々の生活をつないでいくフードバンクは、公共性が高く、社会にとってなくてはならない存在です。少しでも無駄に廃棄される食べ物が減り、必要としている人々の元へ確実に届けることができるように、私たちJPRは今後も、物流面でフードバンク活動を支援させていただこうと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

JPR/日本パレットレンタル株式会社:https://www.jpr.co.jp/company/
人にも環境にも優しいJPRのサービス:https://www.jpr.co.jp/company/img/v2/csr.jpg
セカンドハーベストジャパン:https://2hj.org/

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