【薬日本堂 漢方スクール】漢方的体内時計
薬日本堂 漢方スクールでオンライン講座「漢方的体内時計」を受講しました。
たくさんの用語が出てきましたが、用語の解説をまとめてみました。
日出而作,日入而息 日いでて作り、日入りていこう
日が出る🌅と働き、日が落ちる🌆と休む。
自然のリズムというのが、以下の通り存在する。
「陽(昼)の時間帯には陽の行動、陰(夜)の時間帯には陰の行動」
古代中国では、時間の規則性は人体にも当てはまるという考え方が生まれた。
干支で時間を表現し、2時間を1時辰(じしん)としていた。
そのため、1日は12時辰となる。
五臓六腑(ごぞうろっぷ)
伝統中国医学において人間の内臓全体を言い表すときに用いられたことば。「五臓」とは、肝・心・脾・肺・腎を指す。
(心包(心臓のサポート。架空の臓器)を加え六臓とすることもある。)
→「気」「血」「水」を生成、運搬、貯蔵する。
「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦を指す。
(関係臓器がない三焦(架空の臓器)をはずして五腑とすることもある。)
→五臓を補佐して、飲食物を受け入れて消化し、残渣を下へ送り出す。
十二経脈
経脈は、五臓六腑をつなぐ12本の道である。→古代では11本と言われていたが、人体と時間やその他の関係性から12本になり、そこから「12時辰(時間帯)に12本の経脈が該当する」という体内時計の考えが生まれた。
子🐭(23:00~1:00) 足の少陽胆経
→ 丑🐮(1:00~3:00) 足の厥陰肝経
→ 寅🐯(3:00~5:00) 手の太陰肺経
→ 卯🐰(5:00~7:00) 手の陽明大腸経
→ 辰🐉(7:00~9:00) 足の陽明胃経
→ 巳🐍(9:00~11:00) 足の太陰脾経
→ 午🐴(11:00~13:00) 手の少陰心経
→ 未🐏(13:00~15:00) 手の太陽小腸経
→ 申🐵(15:00~17:00) 足の太陽膀胱経
→ 酉🐔(17:00~19:00) 足の少陰腎経
→ 戌🐶(19:00~21:00) 手の厥陰心包経
→ 亥🐗(21:00~23:00) 手の少陽三焦経