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1冊の本からたくさんの学びを求めてはいけない

最近のビジネス書や自己啓発本というのは、1冊が800円ぐらいから2,000円弱の価格が多い。

この金額を高いと思うか、安いと思うかは人それぞれだが、ぼくは基本的に安いと思っている。

1,000円を超える金額は高いと感じる人がいて、2,000円でも安いと感じる人もいる。

この価値観はどうでも良いのだが、総じて1冊の本の値段を高いと感じる人は、その値段に内容が伴っていないと、無駄な買い物をしたと感じる。

これはまぁ昔のぼくの感覚なんだけどね。

「1,000円を超える本を買ったのに、全然学びがなかったじゃないか!」なんて怒っていたりした。

しかし年間で50冊ほどの読書を5年以上続けていると、この価値観がだいぶ変化した。

それは1冊が800円でも2,000円でも、学びがあるかどうかは、本の内容だけでなく、受け手の状態に左右されるものだとわかってきたから。

小説やエッセイ本なんかは、内容が面白いかそうでないかがポイントとなるけど、ビジネス書や自己啓発本は違う。

文章の書き方が面白く伝わりやすい著者もいれば、読み解くのが難しいけれど、内容はとても充実しているという著者もいる。

それに一番のポイントとなるのは、自分の欲している情報が書かれているか否か。

800円の本でも欲しい情報が書かれていなければ必要はないし、2,000円でも欲しい情報が書かれていれば、ためらうことなく購入する。

でもね。欲しい情報が書かれているか否かは、購入して読んでみなくちゃわからないんだよね。

立ち読みするだけでは、全部わかるわけがない。

購入してじっくり本と向き合うことで初めて、自分の欲しい情報が書かれていたかどうかがわかる。

それにどんな良書であっても、自分の欲している情報が3つも4つも書かれていることはほとんどない。

1つあれば御の字!2つあったら最高!!3つあったらバイブルにするべし!!!ぐらいに考えている。

この考えになってからは、内容がほとんどなくスカスカの本を買ってしまっても、そこまでショックを受けなくなった。。。はずだったんだけどね。

先日買った睡眠に関する本はいただけませんでしたね〜。

睡眠が大切ってことを延々と伝えているだけで、「どうすれば良質な睡眠がとれるのか?」についてはほとんど書かれていませんでした。

う〜ん。まだまだ選書の修行が足りないようだ。

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