最強のメンタル
いきなりですが、私の特技はポジティブシンキング。どんな状況でもプラスに捉えられます。というより最早、屁理屈です。
例えば練習中にウェアを盗まれた時などは「人のウェアを盗むくらい切羽詰まった人が使うなら、自分が着ているより高い価値を感じてもらえるだろうから良かった」とか思うくらいに。
けど、最近さらに根本的で究極のメンタル術を手に入れたので紹介しようと思います。(紹介したところで扱える人がどれだけいるのか疑問ですが…?)
まず私の人生の最終目標をお伝えします。それは「死」です。と言っても、自殺願望があるわけではなく理想の形で死にたいということです。
私たち人間たちは皆いつか死にます。それも宇宙から見たら個人の人生なんて一瞬です。そう考えると自分の生命に何の意味があるのか…。そこで辿り着いた答えが、「自分の生命を誰かのために使いたい」。車に轢かれそうな子供を助けて死ぬとか、災害時に誰かが生き残るための犠牲になるとか。そうして誰かに生命を紡ぐことで自分の人生に意味を持たせられるんじゃないかと。
ここで重要なのは「全ての人間は死ぬ」ということです。つまり私の人生の目標は達成されることが確約されているのです。
そう思うと何か辛いことがあっても「どうせ死ぬし…」と思えるし、せっかくなら「残りの人生楽しもう!」とも思える。生きているうちに起きることなどゴールに至るまでの経路に過ぎず、すでに結果は決まっているのです。
「死」を目標に置くことで、逆にポジティブに考えることができるという逆転現象を「最強のメンタル」と呼んでいます。
これで全て解決できるのですが、ここで終わると大半の人には実用的ではないと思いますので、もう一つ最強ではないけど使えるメンタルを伝えたいと思います。
それは自身の評価指標を2つ持つこと。
世間のサラリーマンにとっては「年収はいくらか?」とか、「何件の契約を取ったか?」などが評価指標になることが多いでしょう。
しかし自身の評価指標を5000mのタイムとすると、仮に今月の契約ノルマを達成できたところで5000mのタイムが速くなるわけでもないし、と割り切ることができる。上司の評価をもらったところで10m手前からスタートさせて貰えるわけでもないと思えばどうでも良くなるのです。
さらにこれは逆も然りです。レース結果が悪かったとしても、これで減給されるわけでもないと思えば大したことない。こうして評価指標を2つ持つことで、どちらかで失敗したときも深刻にならずに済むのです。
これ当たり前に聞こえますが、学生陸上みたいな閉じられた空間だと案外難しいんですよね。たまに当たり前の外の世界を見てほしいです。
※注:宗教の話ではありません。