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「目的本位」森田療法のアホ

森田療法で「目的本位」に生活しなさい。と良く言われますね。自然に受け入れられますか?私はできないな。私が受けた治療法は違いましたから。私は鈴木知準先生から森田療法を受けました。その人は森田先生の高弟です。先生のは森田先生の原法をほぼ踏襲した、ちょっとノスタルジックなやり方でしたね。

近代的なビルなのですが、そこでの長期間にわたる入院生活。基本外出はしないで、掃除や作業ばかり。みんなで炊事当番。バラ園での仕事。犬の散歩。その途中途中での大掛かりな作業など。とにかく体を動かしたんですよ。森田は、体験的な作業から来る経験則を重んじます。そこで疑問が生じるんですね?

「目的本位」と違う言葉があるのです。「事実唯真」です。それの方が究極の森田を語っています。森田先生は目的本位なんて言わなかったんです。鈴木先生が証言しています。後の先生たちが作ったんです。理論派の人たちが。本来はその「事実唯真」が「あるがまま」と同一で、唯一無二のものです。心の状態を指すのです。

「現在になりきった」時、自由に心が動く。流動する心、そのサラサラと流れる心が、「あるがまま」であり「事実唯真」なのです。目的本位なんてチャラいんですよ笑。何も本質を語っていない。それこそ目的本位じゃないよね?。物事の本質から外れてるんですよ。何事にもコアというものがあります。そのコアが見えなければ症状は改善しない。

私は真空管アンプを自作しますが、作る時にコツがあるんです。「どこが一番大切なコアか!」回路図から見極めるんです。難しくはありません。ビルダーであればその位やるんです。コア、核を見つけることが重要であり、目的本位などそのような方針でアンプなど作りません。目的のために音楽を聴くのですか?私にとってアンプはただあるだけです。作ればそれでいい。そうすればアンプは音楽を奏でてくれます。

ちょっと興奮してしまいました笑。その心がある時には「心は自由に動く」。目的など介在しません。論点が最初からずれているのです。次元の違う話をしている。最初の出発点が大事なんです。そうしなければ終着点が大きく変更されてしまう。目的を持てば、結論が見えるという考えは甘いのです。

まずあるのは現実の自分です。現実を見据えれば、どうすればいいかがわかる。そうすれば自ずと真理が見えます。森田先生は対象物を見るというのではなく、「真理の探求」をして欲しかったのです。弟子の鈴木先生はそれを強調してましたね。私はとてもいい先生に出会ったのです。ちょっと今の人たちは不幸だな。そう思ってしまいますよ。

物の真理というのは、普通の人たちには、見極めにくいものなのでしょうね。森田先生にせよ弟子の鈴木先生にせよ、ある意味天才です。今の他の先生方は、分かりやすくしたつもりなのでしょう。でもね、「悪貨は良貨を駆逐する」のです。目的本位なんて、私にとっては108円のカップラーメン。鈴木先生のは1000円以上の焼き豚入りとんこつラーメンです。格が違うのですよ。苔もついていた笑。

ちょっと張り切りすぎました笑。今のやり方は私の個人的見解ですが、陳腐化しています。普通の人には、難かしすぎるんでしょうね。レンジでチンみたいな状況になってるんでしょう。オーブンを使うのは大変です。でも本格的な森田療法も知ってほしいのです。それを切に願います。読んでくれてどうもありがとう。感謝するよ♡。それじゃあ元気でね〜♡親愛なる紳士淑女の皆様たち~♡

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