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短編小説/マイネームイズ 宇宙くん


 宇宙くんが転校してきて二ヶ月が経った。どうやら学校に馴染んできているようだ。見たことのない六角形のランドセルは体の小さい宇宙くんには大きすぎて、後ろからだとでっかい亀が歩いてるみたいだった。同じ四年生や
五、六年生にからかわれても、宇宙くんはメソメソしたり、先生に言いつけたりしない。

「ノー、プログレム。君は友達だ」

 謎の言葉だけを言い返す。「コイツ何言ってんの?」とはじめはみんな笑う。ケラケラする連中を宇宙くんはじいっと見つめてくる。おかっぱ頭の揃えた前髪の下にある大きい目は鬼太郎に出てくる猫娘みたいで、たまにきらりと光ってみえる。だからその目を真っ直ぐ向けられるとなぜだか少し怖くなって、そそくさとみんな逃げ出してしまう。気持ちが悪いとかなんとか理由を付けて。けど宇宙くんは平然としている。亀のランドセルを背負って、すたすたと山の上にある家にひとり帰って行くのだ。
 
 宇宙くんが僕のクラスにやってきたのは二学期になってから。
「転校生が来るらしい」と朝から噂になっていて、期待の頂点に達した学級会で現れた小さな男の子にある意味みんな驚いた。

「ハロー、エブリワン。マイネーム イズ 宇宙」
  
 宇宙くんはそう言って僕らに手を振った。教室中がポッカーンだった。
「ああそうか。ここは世界共通語じゃなくていいんだっけ。ソーリー」
 この挨拶で宇宙くんは誰も属していないたったひとつの場所を確保した。
女子からも男子からも気味悪がられた。宇宙くんは自分は宇宙人でN885の
アンドロメダ星から来たと言った。肉眼で見えるか見えないかぐらいの小さい星だが、水も緑も豊かで国境がないのだと話した。

「僕はこの国からも国境がなくなればいいと思います。そのためにできることはないかと志願して地球に来ました。それと世界中のペンギンに会いたいです。みなさん知ってますか?ペンギンは全部で18種類いるんですよ。体の大きい順からだと、まずコウテイペンギン。コウテイペンギンは主に南極大陸に生息しています。寒さに強くて、オスが雛を育てます。メスが餌を取りに行っている間、父親は60日間ぐらい飲まず食わずで雛を足の間にくるんで温めます。そのつぎにキングペンギン。キングペンギンはオウサマペンギンとも呼ばれていて、コウテイペンギンと似てるけど、模様が少し違うんですよ。えっとですねえ…」

 宇宙くんはくるりと後ろを向いてチョークを掴み、いいですかと呟きながらコウテイ、キング、ジェンツー、キガシラ、ヒゲ、ロイヤル…と大きい順に
ペンギンを黒板に描いていった。その絵がすごく上手かった。クラス内がどよめき、生き物が大好きな僕も感嘆の息を飲んで見つめた。だからなのか先生も宇宙くんのペンギン講座を止めなかった。多分先生も生物が好きだからだ。微笑みを携えながら腕を組んで宇宙くんの絵を眺めていた。宇宙くんは十五分ぐらい掛けて18種類目のコガタペンギンまで描き終えると、こちらに向き直した。チョークの粉で顔が白くなっていた。

「地球にいるうちにここにいるみんなに会いたいと思います。ペンギンは世界中どこにでもいて、寒い所だけでなく、アマゾンの湿地にも赤道のガラパゴス諸島にも、ケープタウンの町中にもいます。種類によって適応する土地は様々なんです。イギリスとチリで今も領有権を争っているフォークランド諸島は数種類のペンギンたちの繁殖地として、現在自然保護区になっています。それはペンギンがペンギンらしく生きてきたからです。彼らには国境がありません。生きやすい場所を選び、そこに順応してきたからこそ自分達にとっての安息の地を手に入れたのです。生きたい場所で生きる。それこそが生きとし生きる者の権利なのであります。ペンギンも。そして僕たち人間も。国境なき世界。僕はそれができると信じます。OK、ピース、ラジャ!」

 クラス中はしいんとしたが、僕はワクワクが止まらなかった。すごいの来た!ちょうど宇宙くんの隣の席だったので、自己紹介して話しかけた。
「君はピースフルだ。気に入ったよ。僕のことは宇宙くんと呼んでくれ」
 宇宙くんは握手をしてきた。小さい手だけど指はちゃんと5本あった。平べったい頭で耳が少し尖ってる。にかっと笑う口許はボートみたいな形をしていた。透明なグレーがかった肌。光の加減では緑っぽく変化する。頭のてっぺんの髪の毛が微妙に立っているのが、アンテナみたいだった。

 宇宙くんは勉強もできた。算数や理科は問題を見た瞬間にもう答えが分かってしまうが、社会や国語は字が読めないと言って、転校初日の授業では教科書を逆さまにしたりしていた。僕は机をくっ付けて文字を教えてやった。
でも翌日になれば「全部データを入れてきたよ」とこめかみを指で差し、
年表も地図も丸暗記していて、漢字ドリルもすらすら進めた。
 
「あいつ絶対、うそついてるんだ。本当は分かるのに分からないふりをして
目立とうとしてるんだよ。宇宙人なんかいるわけないのに」

 学校の注目の的になった宇宙くん。彼を宇宙人と信じない生徒がほとんどだった。ただのトンチキとしてこき下ろそうとしたがる奴に時々いじめられていた。教科書に悪口を書かれたり、授業のサッカーで体当たりされて吹っ飛ばされたりした。小さい宇宙くんはどこまでも転がってゆく。けど不思議に怪我はしない。本人曰く「特別な皮膚だから」らしい。その代わり強い衝撃を受けると四秒間目が見えなくなるので、文字通り「ポケ」とした顔で動きが止まる。僕はその彼をカバーする係を進んでやった。
 
 宇宙くんが宇宙人かどうか僕もずっと半信半疑だった。きっとそうだと思う一方で、あまりに人間的な言動に、本当にそうなのかなと分からなくなったりする。けど本当はどっちでもよかった。宇宙くんといるのがとても楽しかったからだ。宇宙くんは宇宙の話にも詳しくて、理科の研究発表のために一緒に天体観測をすれば、望遠鏡がなくても星の名前を次々教えてくれた。

「そら、あれだよ。僕の星N885アンドロメダ。少し周りが黄緑色っぽく見えるだろ?水や酸素があって森林が多い星はああしてグリーンに見えるんだ。ああ今夜もきれいだな。どの星よりも輝いてみえるよ」

 僕は宇宙くんの横で夜空を見上げたがどれなのか分からなかった。どれ?
と尋ねると、宇宙くんは高性能の望遠鏡を操作して「これだよ」とN885アンドロメダに焦点を絞った。レンズを覗くと、いつも宇宙くんが背負ってるランドセルみたいな六角形っぽい形をした黄緑色にぼやける星が浮かんでいた。円周わずか10000キロの小さな星。人口はたったの700万人で地球の1000分の1しかいないという。それでも国境がないのはすごいことだった。

「僕の星ではどこでも資源が豊富で、取り合う必要がないから争いもないんだ。みんなに必要なものはみんなで分け合うのが当たり前になってる。自分だけお腹がいっぱいで隣にいる人がひもじいなんてちっとも幸せじゃないだろ?一人占めなんてのは僕の星では一番カッコ悪いことなんだ」

「じゃあ生活水準がみんな同じぐらいってこと?」

「お金持ちもいるけど威張ってはいないね。だってあんなに小さい星なんだよ。みんなで守らなきゃ。N885アンドロメダはみんなのものなんだから」
 
「いいね。僕もそういう星に住めたらいいのに。みんなと仲良くしたいな。なんにもできないからさ。誰のことも羨ましがらないでいい場所は居心地いいんだろうな。僕はちっぽけで、いつも人の目を気にしてばかりだから、そんな優しい星があるなら行ってみたいな」

「自分はちっぽけだ、何もできない、つまらない人間だって思った時からそうなるんだよ。いいかい、今日できなくても明日やる。明日もダメなら明後日もやる。そうやって毎日続けていればずーっと挑戦者のままでいられるんだよ。そうすればもう君はちっぽけでもないし、何もできなくはないし、つまらない人間なんかじゃなくなる。君の前には夢や目標しかない。それはとっても素晴らしいじゃないか。いいかい?僕の星のN885アンドロメダだって、ようくようく目を凝らさなきゃどこにあるか分からない。でも見ようと思えば見えるんだよ。ちゃんとあそこにあるんだよ。でも空を見上げなければ見えないし、どこだろうって探さなければ分からない。ないと決めてしまった瞬間から僕の星は君の中で消滅する。でも君があれだと指を差してくれたら永遠に君の真上にあるのさ。銀河系には一千億の星があって、そのひとつに過ぎないかもしれないけど、N885アンドロメダはこの世にひとつしかない。君がこの世にひとりしかいないようにね。だからみんなで大事にしてるんだ。僕は君がいる限り君の名前を何度でも呼ぶし、君と遊びたいと思う。だって友達だから。君が僕をN885アンドロメダから来た宇宙くんと信じてくれるから、僕はここにいられる。君がしていることなんだよ。君が僕を生かしてくれているんだよ」

 僕はなぜか涙が零れてきた。どうしてかは分からない。スチームが吹き出るみたいに心がシュンシュンしていた。潤む涙を拭いながら夜空を見上げては、N885アンドロメダを目に焼き付けた。

 翌週宇宙くんは学校に来なかった。すると先生が「宇宙くんは昨日で転校した」と言った。どこに引っ越したのかは知らないと言う。
 
 宇宙くんがいない教室で僕は居場所を失った。僕はクラスに友達がひとりもいなかった。もう今日から話し相手がいない。休み時間に一緒に遊ぶ人もいない。またじっと自分の席に座るだけの毎日に戻ってしまった。

 その次の日だった。理科の研究発表をひとりでやることになった僕は、宇宙くんと観測しながら教えてもらった星や宇宙のしくみを書いた模造紙を黒板に貼って説明した。すると発表終わりに先生が言った。

「よく調べたな。先生も天体が好きでよく色んな本を読んでるけど、
知らないことがいくつか出てきたよ。どこで調べたの?」

「それはあの…、宇宙くんから教えてもらいました。宇宙から来たので…」

 次の瞬間、教室にどっと笑いが起きた。みんなゲラゲラと笑いながら  

「宇宙くんってなに?」
「宇宙人だってさ」
「面白すぎる」

 口々に言った。それはまるで宇宙くんを知らないかのような笑い方だった。僕は混乱しながら先生の方を向いた。だって昨日転校したって聞いたはず。けれど先生もどこか不思議そうな表情を作りながら頷いた。

「そうか。いい友達がいるんだな。先生も勉強になったよ」
 そう言って僕に拍手をした。

 へんちくりんな気持ちで席に戻った。僕の隣の席は空いたままになっている。一学期の終わりに岡本さんという女子が転校していってから、一度も使われてないみたいにひっそりとしていた。
 
 その日に昼休み。同じクラスの沢田君という男子が「ねえ」と僕に話しかけてきた。
「今日の発表すごく面白かったよ。僕も宇宙とか好きなんだ。もっと教えてくれる?」
 僕はどんな顔をしていたんだろう。初めてクラスメイトから話しかけられて、緊張したのと、嬉しいのと、どうしていいのか分からないとで頭がぐるぐるした。固まりながら頷くと、沢田君は僕の隣の空いてる席に腰かけて「アンドロメダって星雲じゃなくて銀河って本当なの?それにすごく興味があるんだけど。つまり恒星の集まる星団ってことなの?」と僕の方に顔を付き出して聞いてきたのだった。

 その日から僕は沢田君と仲良くなった。沢田君は学年で一番頭がよくて、でも全然堅物じゃなく、お笑いやスポーツも大好きで、色んなことに詳しかった。沢田君といるだけで僕の趣味も増えてゆき、率先して人との交流をするようになっていった。いつしか僕はひとりぼっちじゃなくなっていた。その時々に夜空を見上げては宇宙くんの星を探し「元気だよ」と手を振った。


 中学、高校、大学、と、友人に恵まれた僕は充実して過ごし、子供向けの図鑑専門の出版社に就職した。そのために各研究者の元に取材に赴いては、じっくりと話を聞ける機会を与えられた。自然、気候、生物、植物は、ここ近年で急激な変化を遂げており、現在の地球の現状を如実に警告していた。ちょうど鳥の図鑑の改訂版を製本中にペンギンの研究者に会うことができた。彼はあと数十年でペンギンの個体数は今より二割減るだろうと言った。温暖化や野生動物たちからの捕食、南極では生存できないはずだった鳥インフルエンザの感染が南大西洋の島で認められ、大勢でコロニーを作るペンギン内での蔓延が怪訝されているのだと、心配そうに語った。

 帰り道、僕はとても悲しくなった。やっぱりなんにもできないみたいだ。宇宙くんはきっと今の地球を憂いているだろう。ごめんよ。ごめんな。胸で何度も呟いた。国境をなくすどころかペンギンたちの居場所まで奪ってる。大人になるほどにもっと自分のちっぽけさを痛感させられるのだ。

 
 やがて僕も家庭を持った。暮らしは極めて平凡だったが幸せだった。そして息子が誕生した。彼は僕に似て内向的な子だった。自分から前にでることなく、家で絵を描いたりするのが好きだった。僕も妻もおとなしい息子をそのままに愛したが、親になればやはり友達を作ってほしいと心配になる。

 学校に通い始めた息子に今日なにがあったとかさりげなく尋ねるが、あまり人の名前はでてこない。放課後に誰かの家に行くこともなく、いつも部屋かリビングでひとり遊びをしていた。彼は僕の作った図鑑を読むのが日課で、そのせいか理科への興味が強かった。特に雲の観察が好きで、よく雲の絵を描いていた。数種類の雲を何十枚も。僕らはその絵を壁に飾った。まるで写真に見えるぐらい上手だったから、家の中はいつも晴れていた。ちょくちょく訪ねてくる祖父母に「本物みたいね」と褒められて、恥ずかしそうに緩む笑顔を見るとこちらも嬉しくなった。
 
 四年生になる前に息子さんは自閉症の傾向が見られると診断された。そんな気はしていたので驚かなかった。むしろ分かって安心した。彼が人と迎合できないことに悩み続けるより、どうやって彼と向き合ってゆくかを考える方がずっと建設的で健全だからだ。僕らはまず彼のやりたいことを優先させようと決めた。できないことを責めるよりも、得意な分野を伸ばして、自由を与えてやりたかったのだ。そしてもっと絵が上手になりたいという彼の希望を叶えるために絵画教室へ通わせた。

 「今日のできごと」を息子はあまり話さないので、毎回先生からどんな様子だったかを教えてもらっていた。「ひとりで静かに黙々と描いている」が、いつもの報告だったが、絵は確実に上達していた。構図や筆のタッチや色使いは、そのままどこかの美術館に展示しても遜色ないほどに見事だった。彼が自分の道を一歩ずつ進んで行っている姿に僕自身も勇気と元気をもらっていた。

 ある日のことだった。会社が早く終わったので、僕が絵画教室へ迎えに行った。すると珍しく先生が「今日はお友達と一緒に楽しそうに描いていましたよ」とニコニコしながら言った。

「えっ?お友達ですか?」
 びっくりして聞き返した。
「ええ。先月入った生徒さんで、同じ四年生だから気が合うみたいで」

 僕は嬉しくて車の中ですぐ妻に知らせた。妻も驚きながら喜び、今からお祝いしよう、息子の好きなオムライスのあるレストランに行こうと言い、店で待ち合わせすることにした。家から少し遠い場所にあるが、祖父母も誘いたいから先に行っていてと興奮気味に言った。

「お友達、できたの?」
 助手席に座る息子に問いかけた。彼は無表情のままいつも持ち歩いている水筒の麦茶を黙って飲んでいた。だがパチンと蓋を閉じたあとだった。

「ハロー、エブリワン、マイネーム、イズ、宇宙くん」

 突然息子は言った。僕は思わずハンドルをぎゅっと握りしめて、息子の方を向いた。

「今、何て言ったの?」
 
 すると彼は僕に向かって「Ok、ピース、ラジャ」と敬礼のポーズをしたのだった。そう、転校初日に宇宙くんがしていたのと同じように。
 唖然とする僕をよそに、息子は鞄の中から絵画教室で配られたスケッチブックをごそごそと取り出し、パラパラと捲っていった。白かったページは彼の描いたデッサンで埋められていた。

 そしておもむろに僕にある絵を見せてきた。そこには18種類のペンギンが大きさ順に並んでいて、全部の名前と生息地が書いてあった。

 コウテイペンギン 南極 
 キングペンギン 南大西洋沿岸地域
 ジェンツーペンギン フォークランド諸島 
 キガシラペンギン  ニュージーランド オークランド諸島

 まんま見覚えがあった。絵のタッチも文字の癖も全部。さあっと三十年前の教室がスクリーンのように目の前に映し出された。

 宇宙くん。

 僕はつい口に出していた。まさか、君なの?

 息子は「マイネーム イズ 宇宙くん」と再び言うと、次のページを捲った。そこには渦巻くアンドロメダ銀河と恒星たちが描かれており、その中にひときわ美しく輝く六角形の緑の星が浮かんでいたのだった。

「N885 アンドロメダ」

 息子は緑色の星を指で叩いた。そして滅多に見せない笑顔でまたページを捲った。そこに描かれた絵に僕は息が止まった。

 おかっぱ頭と尖った耳。きろりと光る猫目。宇宙くんだった。
あの頃のままの宇宙くんは、スケッチブックの中で息子と手を繋いでいた。
初めてできた僕の友達。それが今、息子の初めての友達になっていた。

 ボートの口に僕は涙が込み上げた。

 来てくれたんだね。君は寂しい子供の味方だものな。
 
 残念ながら地球にはまだ国境も戦争もある。けど僕はもうひとりではなくなったよ。今は自分をちっぽけだなんて思わない。できないことはまだ多いけど、毎日がとても充実しているよ。だってずっと見失わなかったから。
あの星を。僕の友達を。

「じゃあさ、ひとつ教えておくよ。宇宙くんは物にぶつかると四秒間だけ目が見えなくなるんだ。だから、助けてやってな」

 息子は絵の宇宙くんの顔をじっと見つめていた。
 大丈夫。彼は君が寂しくなくなるまで側にいてくれるよ。例え短い期間でも。必ず君の側にいるからね。

 目当てのレストランに到着した頃には夜の帳が降りていた。群青色に染まった空には無数の星が光っていた。先に車を降りた僕は、助手席のシートからゆっくりと出てきた息子の肩を抱き寄せた。

「ほら、見てごらん」

 僕はすぐにそれと分かる黄緑色の光彩を放つ六角形の星を指差した。

「あれが、N885アンドロメダ。僕らの友達の星だよ」

 息子は一緒に指を指すと「マイネーム、イズ、宇宙くん!」と叫んだ。



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渡鳥
お気持ちだけで充分です。チップはいりません。

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