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第5回 失われた30年 解決するかも TSMCが突破口
前回までに説明した 失われた30年の解決は、
簡単に説明すると国内生産工場を作る
それにより国内に還元される利益
これは、工場利益のみでなく経済波及効果で10倍に膨れ
これがGDPを押し上げ 日本の財政を健全化できる
これを円滑に推し進めるには、為替の安定が必須
つまり国内で作る工場は、日本の企業でなくても良いのです。
熊本に作るTSMCの工事に、第一、第二工場で
日本の政府は1兆2000億円の援助だが
これの経済波及効果は熊本県だけで10年間で10兆円
日本全体では、20兆円の経済波及効果で、
GDPを押し上げる事ができます。
この経済波及効果が欲しいのだから、日本の企業でなくても良いのです。
風向きが少し変わった
でも不思議 なぜ いきなりTSMCがそのような工場建設言い始めたか
その根底には、中国 台湾問題があります。
簡単に経緯
2019年-2020年に香港で民主化運動
これは、香港1997年変換から50年は民主的香港に介入しないと約束した中国が約束破った。
2014年以降、ウィグル族への虐待と中国人化の強要
経済力 軍事力をつけた中国には目に余る行動がありました。
2021年1月バイデン大統領になり台湾問題に中国に軍事的対応を宣言
台湾を併合しようとする中国と激しく衝突
2022年8月米国ペロシ議員、台湾総統と訪問会合し
アメリカの決意は変わらないと宣言
翌月中中国は、台湾周辺で大規模軍事演習始まる
この状況下でTSMCが工場建設を 2021年にり始めました。
TSMCは、米国 日本 EU などの最先端 半導体チップ製造の
90パーセントシェア 巨大企業です 以下参照
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アジアの企業のなかでは、株価時価総額は、トヨタの1.5倍 1位です。
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台湾有事の際は、この世界の動脈ともいえる半導体チップの生産がストップ
この台湾有事を補完する為の対策が今回のTSMCの熊本工場建設
第一工場の後 第二工場も現在進行中です。
これだけの巨大生産シェアを持つ企業だけに
台湾有事の際の補完をするには、第10工場ぐらいまで作っても足りません。
またこの流れは今後ますます加速しそうです。
ラピダス 日本製の最先端半導体工場を北海道千歳で
2025年4月完成を目標に着工始まりました。
長崎県でも、数千億円の半導体工場建設に投資が予定されている。
バイデン政権の中国との対立は、日本にとっては、漁夫の利です
以下中国と日本の株価を 2021年1月バイデン政権後 見てください 。
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思いっきり世界金融の立場からの【アメリカが掌握している】資金の流れは
中国を嫌い 日本に好感をもってます。
時代は繰り返す
まさに中国にとっての流れ1990年バブル絶頂の日本の崩れはじめにそっくり
これがアメリカのやり方なのです。
日本が、アメリカを日本車輸出などの貿易摩擦で怒らせ
調子に乗ってアメリカ不動産を買いまくり、アメリカの威信を傷つけ怒らせ
株価崩れて
土地が下がった
また、ここも似ています。1960年代1970年代
戦後の日本高度は、朝鮮戦争、ベトナム戦争 が追い風になりました。
今回は台湾有事
日本経済には、追い風になります。
多分、ウクライナのように戦争になっても戦場は台湾のみ
なぜなら、近代戦争は、代理戦争でしかないから
こんな事で日本の最先端半導体製造による、再工業化がはかられ、
経済成長も復活なんていうシナリオが現実となりつつあります。
もちろん為替も日本に有利なレートで、下がっても1ドル100円ぐらい
前回の75円はないと思います。
日本の株価も上がり続けるシナリオもあり、と思います。
なぜならアメリカの視線は 今は、日本に好意的なので
しかし、幸運もいつまでも続かないだろうし、
人頼みではなく、自国で自国の管理はきちっとできる国に
私は、日本になって欲しいのです。
2023/3/8 追加コメント
良いニユースで、TSMC 第3 第4 工場の予定建設予定 噂があるそうです。 これが、実現すれば、うれしい
と同時にこの意味するものは、2025年あたりの台湾紛争を予想します。
バイデンが今回大統領になれば90パーセントの確立である
なぜなら これが彼の対中国路線なので