【コンサート感想】ラフマニノフピアノ協奏曲第2番&交響組曲「シェエラザード」
2023年2月5日ミューザ川崎シンフォニーホールにて。
指揮:アレッサンドロ・ボナート
ピアノ:金子三勇士
管弦楽:東京交響楽団
どちらの曲も大好きなプログラム❤️いつかライブで聴きたいと思っていました。しかも組み合わさっている😆✨✨
2週間位まえにこのプログラムに気付き、残席僅かのところに滑り込んで見事チケットゲット出来ました👏
実は仕事でちょっと疲れてしまうことがあって凹んでいましたですよ。神様がプレゼントしてくれたのかな😌⤴️
ピアニストさん、指揮者さんとも存じ上げなかったのですが、金子さんは1989年生まれ、指揮者さんは1995年生まれの若者が躍動していました✨
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番はマリリン・モンローの映画「七年目の浮気」で使われていた曲。浅田真央ちゃんがソチ五輪のフリーで踊っていた曲で覚えている人もおありでしょう。
とにかくドラマティックな旋律。クラシック音楽の形式ばったところがなくて流麗。またこの金子三勇士くん、力強いところは思いっきり力強くて、
楽譜みてないからなんともなんだけれど、フォルテが恐らく三つ以上でペダル使う時は踏んでる音まではっきり聴こえるし、鍵盤を叩く力も力強い。
ドラマティックな曲に演奏も熱のこもったエネルギッシュな演奏でした。メリハリ効いてる。迫力満点。ひとことでいうなら「渾身」
彼の演奏に引っ張られるように東京交響楽団のオケもドラマティックに、ボナートの指揮もかなりメリハリつけるんですよ。次の曲でやはりそうかと納得するんですが。
演奏後はもちろん拍手の嵐。
アンコールは打って変わって、ピアノだけで静かに奏でられるバッハ「G線上のアリア」♫
激しかった舞台が一変、教会でひとりで祈りを捧げているかのような敬虔さに包まれる✨✨⛪️
公式ホームページでも三勇士くんこの曲弾いてます。そして別のYouTubeでも下のように言ってました。すごいね、バッハ。肖像画はムッとしてるけど
神様に音楽を捧げた作曲家さん。
お次はシェエラザード。ザ物語の音楽ですね。お話は「アラビアン・ナイト」から。
シェエラザードとはその千夜一夜物語の中の語り手の女性。シャリアール王という男の元に輿入れするのですが、
このシャリアール王は最初の妃が不貞をしたことから女性不信に陥り、娘と結婚しては翌朝に殺してしまうことを繰り返していた。
シェエラザードは殺されまいと毎晩お話を語るが最後まで語らず、続きが聞きたくなったシャリアール王は彼女を生かし続け改心をする、という話。
そのシェエラザードが語る物語を題材とした交響組曲。
海が舞台として出てくるので本当に海上にいるみたいな風景が浮かんでくるし、シェエラザードのテーマ(byコンサートマスター小林壱成さん)は素晴らしいし、
ハープも、旋律で歌いピチカート多用の弦楽器全体もソロの多い管楽器もトライアングル、ドラム、ティンパニ、たくさんの種類のパーカッションもみんなよかった。
で、メリハリが緩急がすごいんですよ。指揮者さんの力ですね。あの曲は思い切りやってもらうのが聞き応えあります。
個人的に3楽章が特に好き🥰優しく穏やかでロマンティック。若い王子と王女の物語。
音楽の世界には、こんなに平穏で安心した感覚に浸れる世界があることが
この世の奇跡のように思えて泣けてきてしまうのですよ😭
感動出来て幸せです。コチラはアンコールなし。
余談ですが、真ん中の休憩のときにトイレの帰りホールに佐渡裕さんが来てました〜長身でカジュアルな出で立ちでしたがオーラがあります✨✨
今回指揮者のボナートさんが挨拶に来てて2人で喋ってましたよ〜😆
ミーハーは近くに行きたかったけれど、チラリとみてまばゆいなあと遠くから振り返って眺めるのでした。
いろんな意味でいい演奏会でした。今後もミューザ✖️東京交響楽団で気になるプログラムあるんですよね。
また行けるといいな😊