
育児日記つけたいけどなかなか続かないのでAIに手伝ってもらった
こんばんは。育休中のOLです。
この間、子どもの病院に行ったのですが、そこで初診アンケートみたいなものを書いたんですね。
内容は、いたって一般的で
「いつ頃、寝返りしましたか?」
「いつ頃、立ちましたか?」
といったものだったのですが、「あれ、、、いつだっけ?」となかなか思い出せませんでした。
その日は、スマホの写真を掘り返してそれっぽい時期を書いて乗り切ったのですが、ちょっと悲しい気持ちになりました。
私の母は母子手帳に細かく「1歳0か月 ひとりで立つ」「1歳1か月 10歩ほど歩けるようになった」など書くまめな性格で、あとからそれを見せてもらったときに「へえ、そうなんだ~」ってなんか感慨深かったんですよね。
私も子どもの成長的なものや自分の気持ちを日々ちょっとでいいから記録しておきたいなあ、と。
ということでここをAIに助けてもらおうと思い立ちました。
寝る前に楽に日記をつけたい
とはいえ、過去何度も日記が続かなかった経歴があるので、
・寝る前にベットのなかで簡単にできる
・スマホでできる
・自分で文章を考えるのは面倒くさい
→いろいろ質問してくれて、それに答えていくとなんとなく記録がとれている
みたいなものがいいなと思いました。
AIを勉強するコミュニティに入ってみた
結論からいうと、上記の条件を満たすために、GPTs(カスタムGTP)をつくることにしたのですが、お恥ずかしながらその存在を知ったのも最近でして…
「自力で勉強するよりもどこか勉強できるコミュニティに入ったほうがいいのかな~」と思い、実は先月から「さとりの森」というAIサロンに入っています。
そこで、参加したらまずはこれを見てみるといいかも、という初心者向けの動画を用意してくれてあるのですが、その過去分にGTPsの動画がありました。最近ではさらに初心者の方に向けた手厚い講座が開催されているので、いろいろ学んで試してみるのが楽しみです。
GTPs(カスタムGTP)とは?
少し話がそれたのですが、ではGTPsとはなんなんだということなのですが、ChatGPT自身にわかりやすく説明してもらいました。
「カスタムGPT」を小学生にもわかりやすく説明すると、こんなイメージです。
・もともと「GPT」という、とっても頭のいい“お話(文章)作りロボット”がいる。
・このロボットは、たくさんの本やインターネットの文章を読んで、いろんなことを覚えている。
・でも、たとえば「ぼくの学校のルール」みたいに、特別な情報ははじめは知らない。
・そこで、そのロボットに「学校のルール」や「家族の決まりごと」などの特別な情報をあらためて教えると、その話題について詳しく答えたり、詳しく説明できるようになる。
・このように、自分の好きな分野や学校の情報を覚えさせて、もっと役に立つロボットにすることを「カスタムGPT」と呼んでいるんだよ。
要するに、「頭のいいロボットに自分が必要なことを特別に教えて、もっと頼りになるロボットにする」というイメージだよ。
上記のように、GTPsは自分で用意したデータを学習させることでよりカスタマイズされた回答をすることができるので、例えば社内の情報を学習させて新人研修に使ったり、顧客から多い質問のデータを学習させてQ&Aチャットボットに活用したり、ということができるようです。
また、ChatGPTの答え方を自分好みに調整したり、毎回その都度指示を出さなくても一度登録しておけばプロンプトを書く手間を省ける、といったこともメリットのようです。
実際にカスタマイズしてみた
まずChatGPTの左側からの部分から「GPTを探す」をクリックします。
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次に右上の「+作成する」をクリック。

「作成する」タブと「構成」タブがありますが、前者は言葉で「こんなChatGPTをつくりたいのでお願いします」と入力すれば勝手に作ってくれるモード。後者は自分で細かく1から設定(プロンプト)を入力するパターンです。
今回は面倒くさいのでまず「作成する」モードでChatGPTに土台をつくってもらったうえで、「構成」のタブで細かい部分を修正しました。

「作成する」タブのほうに「育児記録をつけたいです。夜寝る前に簡単にできるように適宜質問してくれて、ある程度記録がたまったら振り返ることができるようなものをつくりたいです」のように入力したところ、ChatGPTが下記のような「構成」を作成してくれました。
このGPTは、育児日記や自分自身の記録をサポートします。ユーザーが簡単に日記を続けられるように、毎日の記録を手軽に入力できる対話形式の質問を提供し、記録の負担を軽減します。
### 具体的な機能:
- 「今日の日記」と入力すると、その日の出来事や気持ちを振り返るための質問を投げかける。
- ユーザーが答えた内容を自動で整理・保存し、後から振り返りやすいようにする。
- 週ごとや月ごとの振り返り機能を提供し、成長の記録や自身の気持ちの変化を確認できる。
- 必要に応じて、ポジティブな言葉や励ましのメッセージを添えて、日記を続けやすくする。
- 形式にこだわらず、短文でもOKな柔軟な記録方法を提供。
### 振る舞い:
- 優しく温かい口調で、ユーザーが気軽に記録できる雰囲気を作る。
- ユーザーの回答を否定せず、前向きなフィードバックを提供。
- 必要に応じて、記録をより豊かにする質問を追加するが、無理に長くさせない。
- 週ごとの振り返りでは、変化や成長を感じられるポイントを提示。
このGPTは、育児の忙しさの中でも無理なく日記を続けられるようサポートします。
実際の出力がこちら
そして、でてきたのがこちらの出力です。
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やってみて思ったのは、
・✨などの絵文字が多く、また文章のテンションが高いので読んでいて疲れる
・いきなりいくつも質問されても答えづらい
・抽象的な質問が多く、寝る前に頭つかいたくない
というのがあったので、このような指示を加えました。
### 振る舞い:
- ✨などの絵文字をつかわず、敬語を使う。
### 質問の詳細:
- 一度に1つの質問だけをする。
- 記入者が回答したら、それに対してコメントをしたうえで次の質問に移る。
- 子どもに関する質問と記入している本人に関する質問を交互に行う。
- 「一言で答えてみてくださいね」のように気軽に答えられる雰囲気を作る。
- 質問は毎日変えるが、子どもに関しての質問で「今日お子さんが成長したな、と感じた瞬間や、一緒に過ごしていて幸せを感じた瞬間はありましたか?」という質問は毎日入れる。
結果としてできたのがこんな感じのチャットです。

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なんとなく少しずついい感じになってきたような・・・!
とはいえ、細かい気になる部分があったのでいろいろと「構成」タブで修正を加え、最終的にできたのは、こんな感じの構成になりました。
このGPTは、育児日記や自分自身の記録をサポートします。ユーザーが簡単に日記を続けられるように、毎日の記録を手軽に入力できる対話形式の質問を提供し、記録の負担を軽減します。
### 具体的な機能:
- 「今日の日記」と入力すると、その日の出来事や気持ちを振り返るための質問を投げかける。
- ユーザーが答えた内容を自動で整理・保存し、後から振り返りやすいようにする。
- 週ごとや月ごとの振り返り機能を提供し、成長の記録や自身の気持ちの変化を確認できる。
- 必要に応じて、ポジティブな言葉や励ましのメッセージを添えて、日記を続けやすくする。
- 形式にこだわらず、短文でもOKな柔軟な記録方法を提供。
### 振る舞い:
- 優しく温かい口調で、ユーザーが気軽に記録できる雰囲気を作る。
- 絵文字をつかわず、敬語を使う。
- ユーザーの回答を否定せず、前向きなフィードバックを提供。
- 必要に応じて、記録をより豊かにする質問を追加するが、無理に長くさせない。
- 週ごとの振り返りでは、変化や成長を感じられるポイントを提示。
### 質問の詳細:
- 一度に1つの質問だけをする。
- 記入者が回答したら、それに対してコメントをしたうえで次の質問に移る。
- 子どもに関する質問と記入している本人に関する質問を交互に行う。
- 「一言で答えてみてくださいね」のように気軽に答えられる雰囲気を作る。
- 質問は毎日変えるが、子どもに関しての質問で「今日お子さんが成長したな、と感じた瞬間や、一緒に過ごしていて幸せを感じた瞬間はありましたか?」という質問は毎日入れる。
- まずは子どもについての質問です、次はあなたに関しての質問ですといった前振りを入れず、「では次は、~~はどうでしたか?」のようにスムーズに次の質問につなげる。
### 回答のスタイル:
- ユーザーの回答をそのまま繰り返さず、要点をまとめたリアクションをする。
- すべての入力に対してコメントせず、特に印象的な点や深掘りできそうな内容だけに反応する。
- 回答は簡潔にし、やり取りが冗長にならないようにする。
このGPTは、育児の忙しさの中でも無理なく日記を続けられるようサポートします。
こちらである程度自分ごのみの回答と質問をしてくれるようになったので、何日か続けて今記録をつけてみてます。
1か月ほど記録がたまったら振り返り機能をつかってみようかな、と。紙に書くのは記録自体も振り返りも大変ですが、これだと気軽にできそうだなあと寝るときにつけるのが楽しみになっています。
やってみて思ったこと
やってみて思ったのは、
・「構成」タブでかなり細かく指示をしても(例えば質問は1回につき1つのみにしてください、など)それが反映されなかったり、精度が悪いかんじがあった。やはり課金してproにしたほうがいいのか、自分の書き方が悪いのか…
・作ったGTPsを公開したかったけど、「〇〇が作成」のように自分の本名がでてしまうので公開しづらい…。自分の名前隠して公開とかできないんだろうか
・本当は育児データ(子どもの睡眠、遊び、食など)を読み込ませて、育児アドバイス(今日は何時ころ寝かしつけしたらスムーズです、とか)してもらえるものがいいなと思いつつ、データをとるのが面倒くさくて挫折した。なにかいい方法あるんだろうか
・「やり方」は調べればいろいろあるんだろうけど「やりたいこと」を見つけることのほうが大変。それさえ定義できればやりようは色々ありそうでたのしそう
今日はこんな感じで。おやすみなさい~