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宗教や信仰についての雑記 #306

◯朝食

先日、朝食をとらない人についての話を少し聞きました。

厚生労働省の調査によると、現在日本では、特に20代で朝食を欠食する人が多く、男性の3人に1人、女性の4人に1人が朝食を食べていないというデータがあるそうです。ただ、年齢を重ねるにつれて、朝食を食べる人が増えていく傾向が見られるとのことです。

朝食を取らない主な理由は、時間がない、食欲がない、ダイエットのため、以前から食べる習慣がない、朝食を用意するのが面倒、といったものがあるそうです。

また、朝食をとらないことのデメリットには以下のものが挙げられています。

  1. エネルギー不足:朝食をとらないと、午前中にエネルギー不足を感じやすく、疲れやすくなります。

  2. 集中力の低下:食事をとらないことで脳に必要な栄養が不足し、集中力や注意力が低下する可能性があります。

  3. 過食のリスク:朝食を抜くことで、昼食や夕食で過剰に食べてしまうことがあり、結果的にカロリーオーバーになることがあります。

  4. 血糖値の不安定:朝食をとらないと、血糖値が不安定になり、イライラや気分の落ち込みを引き起こすことがあります。

  5. 長期的な健康リスク:朝食をとらない習慣が続くと、肥満や糖尿病、心血管疾患のリスクが高まる可能性があります。

  6. 便秘:腸の働きが鈍り、便秘になりやすくなります。

以上のデメリットのことを考えると、やはり朝食はきちんととったほうがいいのでしょう。

ここで朝食の宗教的な意味を見てみると、多くの宗教において、食事は神への感謝を表す行為とされています。朝食を摂ることは、日々の恵みに感謝し、精神的な充足感を得るための儀式として位置づけられることがあるようです。
そして、一部の宗教では、食事を通じて身体を清めることが重要視されたり、朝食をとることは、自然や精霊との共存を意識し、命の尊さを認識する行為と捉えられたりしているそうです。
また、家族やコミュニティと共に朝食を摂ることは、絆を深める重要な時間ともみなされます。宗教的な観点からは、共同体の一員としてのアイデンティティを確認する場ともなります。

朝食を摂ることとは、心身を整え、日々の活動に備えるための準備とも言えます。
朝食を抜くことには様々な健康上のリスクがあることを考えると、上記のような朝食の宗教的な意味は、我々の心身の健康を保つために重要な役割を果たしているように思います。

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