特別支援の音楽授業2〜アクセルとブレーキ①
思春期脳はアクセル全開の状態です。
ブレーキの壊れたスポーツカーです。
しかも、右にハンドルを切ると、
左に曲がったりします笑。
そんな思春期は24歳くらいまで続きます。
(https://www.bbc.com/japanese/42742814.amp)
この時期にアクセルをうまく効かせて、
徐々にブレーキの効かせ方を学んでいくことが大切です。
学校の先生はブレーキを効かせようとします。
「〇〇やっちゃダメでしょ!」
「ちゃんと並びなさい!」
など、脳に抑制をかけていきます。
それも、もちろん大切な教育です。
しかし、ブレーキを効かせるためには、
思春期までにアクセルをたくさん経験させる
必要があります。
さて、一時間の授業を
アクセル的な活動とブレーキ的な活動に
分けてみましょう。
例えば、歌を歌う、音楽に合わせて身体を動かすのはアクセル的な活動です。また、音楽を黙って聞いたり、楽器を口に咥えて弾くのは、ブレーキ的な活動です。
こういった活動を1時間の授業の中で、うまく配置していくと、子どもの脳が安定します。
音楽に合わせて身体を動かす(アクセル)
↓
リズム打ち(ア)
↓
歌う曲を聴く(ブレーキ)
↓
静かに歌う(ブレーキ)
↓
大きな声で歌う(アクセル)
自分の授業が、ずっとアクセルになっていないか、ずっとブレーキになっていないか、そんな視点を持ってチェックしてみましょう♪