特別支援の音楽授業1〜音楽の感じ方って何?

「感じたことを書きましょう。」
って言われたことはありませんか?

簡単なようですごく難しいです。
好きなアーティストのライブにいっても、
「良かった!」「凄かった!」
「生って良いよね!」
くらいよ言葉しか出てきません笑。

また、音楽を聴いて感じたことと、
音楽を表す言葉が一致しない子もいます。
「柔らかい音」「弾む音」は触ったこともないし、
音が弾んでいるのも見たことがないはずです。

つまりほとんどが比喩表現(例え話)みたいなもんなんです。

それに、一回躓いてしまうと、全部の活動をやりたくなくなってしまう子もいます。最初の段階で躓くと、全部の授業を「やりたくなーい!」になったら、困っちゃいますよね。

全員の子が参加して欲しい!
苦手な子や嫌いな子も、ついうっかり参加しちゃった!状態にしたい。

そんな状態にするには、さまざまな手立てを準備しておく必要があります。

今回は、ジャムボードに、感じ方シートを作成しました。
感じ方が分からなくても、付箋を動かすだけ。
どこかに置けば良いんです。

しかも周りのみんなが動かすから、自信がなくても、よく分からなくても、真似て付箋(ふせん)を置けます。

そして、その感じ方のパターンが子どもに段々と入っていきます。

つまり、"感じ"と"言語"が一致していきます。


みんな感じ方が違って良いんだよ。
それでいて全員が安心して参加できる手立てをたくさん用意しておきましょう。

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