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【学級経営】やらない方が良いレクがある、、、
私の約10年間の教師経験の中で「やらない方が良かったな」と思うレクがあります。
それは「人を疑う」レクです。
例えば「人狼ゲーム」のようなものです。
「人狼ゲーム」はきっと仲の良い友達同士の内輪でするのは構わないと思います。
しかし、それを学級経営という割とフォーマルな場面で取り組むと良くないなという実感があります。
何を隠そう、私もそれをしてしまった過去の経験があるからです。
私が5年目くらいの時に、何かクラスみんなで頭を使ってできるレクはないかなと考えた時に浮かんできたのが「人狼ゲーム」でした。
「これなら生徒たちも知っているし、みんなでやったら楽しいだろうな」という軽い気持ちでレクをしました。
でもそれにクラス全体(班ごと)で取り組んだ後に、とても後味の悪い感じになったのを覚えています。
では、なぜ後味が悪くなったのか。
それは生徒同士で疑い合い、そして嘘をつく人がいるからです。
ゲームのルール上仕方ないのですが、やはり人を疑ったり、嘘をついたりするのは人を嫌な気持ちにさせるのでしょう。
レクの最中は人を疑うような攻撃的な発言も多くなり、また、泣き出す生徒もいました。
レクが終わった後、クラスの生徒たちの顔がなんとなく、暗くなっていた記憶があります。
次の日に提出された生徒からの交換日記には
「人を疑ったり、嘘をついたりするのがしんどかったです」という旨の文章がありました。
その時に、私はとても申し訳ない気持ちになった記憶があります。
その時の私は「きっと盛り上がるだろう」という「盛り上がり」だけに焦点を当てて、レクをしてしまいました。
生徒たちに及ぼす教育的にマイナスな影響は全く考えずに。
やはり、どうせ盛り上がるならば「教育的にもポジティブなレク」をしたいものです。
もちろん常に「教育的にポジティブなレク」を提供できるとは限りません。
しかし、「人を疑ったり、嘘をついたり」することで成り立つレクは今後はできる限りしないようにと教訓となる経験でした。
みなさんも、生徒たちとレクなどを行う時に「盛り上がる」以外の要素も考えた上で実施してみてくださいね。