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ビビリなので、怖いけど
結局、どんなに悲しいことがあっても、
日々はなんとかなって、
1年もしたら、
たまには調子に乗れちゃう自分を
見て来れてしまいました。
基本的にはビビリなので、
先にある悲しい事や恐ろしい事を想像しては、
「そんな事があったら私、生きてられるかな?」と
ビクビクしていましたが、
そろそろ、
「それでも生きていくんだろうな」
という気がしてきました。
とはいえ、
自分の子供に先に死なれるのと、
事故とかで人を殺めてしまうの、に
対する恐怖だけは、やっぱり乗り越えられず、
ビクビクしてるし、
未だ私にはムリな気がしてます。
だから子供を持つのも、車を運転するのもずっと怖かったんだけど、
「そういう世界線に入ってしまったんだから仕方ない」、と、
腹をくくって、
悲しいことが起こらないよう極力努力するしかないのかなあ、
と思いつつ、
心配性のおかんと、
ビクビク運転や公共交通機関マスターをしてます。
昔、従兄弟に先立たれた時、
しばらくして、おばがぽつんと
「不思議なんよー。
かわいいかわいい息子に死なれたのに、なんでかちょっとは お腹が空いてくるの。おかしいよね」
と、やせ細った姿で泣き笑いしてくれながら言った言葉が、
とても悲しすぎて、
いまいちよく覚えてないですが、
「従兄弟が食べんちゃい言っとるのよ。全然おかしくなんかないよ」
みたいな事しか言えなくて、
でも、今では、おばがなにかを食べるたび
「うんうん、」と、思い、
そうやって生きていってくれてる事が、私の導きになってます。
生きているとどうしても、
辛いことや悲しい事、恥ずかしいこともあり、
他人に否定されるような事もあって、
なんとかはなっていても、
忘れられるわけではないし、
傷は残っていきます。
でも、そういうのが溜まっていった末に、
ボケたり、老衰したりするのは、
ビビリの私には
なんとなく救いのように思えてきていて
そういうリセットを信じて、
それまでは精一杯、
怯えすぎずに、
できるだけいろんな事にちゃんと向き合って生きていき続け、
たまには、調子にのっちゃおうかな、
なんて思えてきています。