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テレビってそんなんだったけか?とSnowManの時代に
先月子供たちが嬉しそうに見せてくれた
「舘様のマツケンサンバ」から始まり、
めったに人を褒めず、踊りにうるさいうちの人が
「みんないい子みたいで好感持てる。ダンスも総じて上手い」
と言った事に衝撃をうけ、
最近わりとマジメに履修したSnowMan。
ウィキペディアの「来歴」の内容が濃くて、とても読み応えがあり、
特に個々人の大学卒業あたりの先行きへの葛藤は、下手な物語より深さがあって、
それを経て、この明るさ・この仕上がりか、と思うと、
ティーンエイジアイドル世代の私の
ぬるい認識が変わりました。
子供世代も、いい大人も仲良く分かるのが嬉しい存在となり、
この年末年始、
テレビでもSnowManの皆さんを良く見たなあ、と思います。
でも同時に、多少なりとも肩入れした状態で、
バラエティとか見ると、
「テレビってこんなにタレントの扱い下手だったっけ」と、思うようにもなりました。
私は舘様こと宮舘涼太さんが、
見てて一番楽しいのですが、
それは、本来物静かだろう人の中の
多面性の豊かさ・ダイナミックさが、
とても魅力的だから。
また、「あれ?えっと、そこ気にしないの?それは大丈夫なの?」と、
ついステレオタイプな心配をしてしまう
小さなはみ出したちを、
涼しい顔で優しくスルーし、前へ前へと進んでいく姿に、
新しいなあと感じ、励まされます。
そんな舘様の多面性なんか、
このネット時代、露出が多すぎて、
中の、とは言えないレベルですでに
引き出されているのにも関わらず、
一部のお飾り的な番組での
ロイヤルキャラ一辺倒での押出しは、
ここにきてそんな浅さで良いのか?
一発屋芸人的なキャラとして消費しつくす気なのか?と、ハラハラしました。
ファンは細かい表情の違いを楽しめる、読み取り力を発揮されるのでしょうが、
私みたいなニワカでは、
似たような役回りでは、同じように見えてしまう。
舘様、と"様"をつけるのは、
杉様、京様(父)を、ギリ知る感じで言うと、
自然と決め顔ができ、エンタメをしっかり届けてくれる演者に対する感嘆を増幅させて味わう、
伝統的な楽しみ方。
制作側の下手な意図を押し付けられ過ぎない、
自然発生と錯覚できる感嘆や面白がりがしたいんですよね。
歌やダンスはもちろん、
かえってドリフや時代劇なんかだと、
宮舘涼太さんが、ちゃんとバリバリ舘様なので、
ご本人の緊張の差もあるとは思うけど、
扱いが下手な番組は、
きっと制作側の上の方のイメージが、
ステレオタイプで狭いか、
雑なのかもな、と思いました。
自分もそういう失敗に気をつけよう、なんて、
普段テレビ見ない分、
年末年始しっかり見る気でテレビを見て、
あれこれと思ってしまいました。