オリンピックが始まる。
今日からオリンピックが始まる。
まじで?コロナが全く治らないっていうのにやるの?
と思った。
私はスポーツが苦手だ。夜のニュースを見ていてもスポーツコーナーになるとチャンネルを変えてしまう。野球のルールもサッカーのルールもいまいちわからない。だからよけいにこの状況でのオリンピック開催には懐疑的で、まぁやるなら気をつけてね。くらいに思っていた。
数日前、ほぼ日に新しいコンテンツが立ち上がった。
その中にあった言葉にハッとさせられた。
やります。「観たぞ、東京オリンピック!」。
そう、私たちは、17年前から、
オリンピックは自宅観戦じゃないか!
だから、いまこそ、いつもどおりやろう。
アテネも、トリノも、北京も、
バンクーバーも、ロンドンも、ソチも、
リオデジャネイロも、平昌も、
そうしてきたんですから、
東京オリンピックも‥‥いや、
東京オリンピックこそ、やりましょう、
「観たぞ、東京オリンピック!」。
(観たぞ、オリンピック!ほぼ日サイトより引用)
毎回オリンピックの時に、ほぼ日の乗組員 永田さんはずっとテレビの前に張り付いてオリンピックの内容をテキスト中継している。
いや、テキスト中継っていうか、同時にテレビでオリンピックを見ているほぼ日読者とオリンピックの内容やら選手の豆知識やらユニフォームの色やらなにやら、アレやコレやをTwitterなどで言い合っているのだ。
私はスポーツは得意ではないけど、喜びを共有することは好きだ。
平昌オリンピックの時にはカーリングの試合を見ながら私も「そだねー」と言ったし、ラグビーワールドカップの時は試合を見ながら手に汗握り「ゴロー丸ぅー!」と叫んだ。
要するに私はにわかファンだ。
また今年も立ち上がった「観たぞ、オリンピック!」コンテンツの永田さんの言葉を読んで、東京オリンピック開催に対して懐疑的だった私の心は少しほどけた。
環境や感染症、その他いろんなことがうまく回っているようには見えない今回のオリンピックだけど、参加する選手たちはあの2020年も練習を続けて準備をしてきたのだ。
オリンピックの本当の主役である選手たちのことをそこでやっと想うことができた。
私がむっすりしていてもどうせ開催する。
どうせにわかなんだもの。にわからしく、今回もテレビの前で楽しんだらいいじゃないの。
そんな訳で、私は今回もオリンピックをにわかに楽しみます。
ソフトボールの上野さんを猛烈に応援するし、カヌーのハネタクを見る時は「ハネタクゥ〜〜💓」と黄色い声援をあげます。
思う存分#mitazo タグで呟けるようにTwitterアカウントも新しく取ろうかな。
(→既存でふにゃふにゃ呟いていたアカウントをリニューアルして公開しました。良かったらフォローしてやってください。)
***
何か思うようにならない時、思い出す言葉がある。
それは2019年に亡くなったマラソンの小出監督の言葉で、女子マラソン92年バルセロナ五輪銀、96年アトランタ五輪銅メダルの有森裕子さんが小出監督の訃報に接して話したことから。
「私、故障ばかりで。故障すると『有森、なんで?と思うな。せっかく、と思え』と。意味のないことなんて、なにもないんだと。どんなことが起きても『せっかく』と思えたから、どれだけ故障しても立ち向かえた。ちゃんと向き合ってくれたことに感謝しかありません」
(スポニチ記事より引用)
2020年から世界中で、なんで?こんなはずじゃなかった。と思うようなことがたくさんあった。
今だって毎日なにかしらそんなニュースがある。
だけど、小出監督が言うように「なんで?」じゃなくて、「せっかく」だ思えば、今回の東京オリンピックだって楽しめる。
たぶん小出監督が生きてらっしゃったら、あの笑顔で「せっかくだもん。楽しもうよ!ガハハ!」と言ったんじゃないかなぁ。
あと数時間後に開会式が始まる。
直前でヒトモメもフタモメもした。
結局どうなっちゃうのかわからないけど、それだって「せっかく」だと思えばすごく楽しみなイベントになる。
せっかくだから、楽しむよ! 東京オリンピック。
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