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リ・エンジニアリング(機動戦士Gundam GQuuuuuuX ジークアクス)
子供との映画デートで、ガンダムジークアクスを観て、
「おもしろかったねー!」と
盛り上がりました。
子供は、フリーダムの映画見せてからガンダムにジワジワきてる歴浅ティーンで、
私は幼心にうっすら初期ガンダムの世代、どちらかというとバイファムの方が好み。
そんな私達もターゲットだね!と思うほど、全方位射撃な内容でした。
私は、始まってすぐの「ガンダムをリエンジニアリングする」というセリフに、オッと思いました。
IFの赤いガンダムを分岐点とした、
ガンダムというフォーマットのリエンジニアリング。
シャリア・ブルという、現代性が高い人物(知的で冷静かつチャーミング)をジョイントパーツとして重用する、
最適化の一手。
現代のアニメエンジニアの緻密な設計に、なーるほどー、となりました。
そうしていると、後半はもう、
「ポケモンのフォーマットじゃん!」と、目が点。
絵を見て驚き、子供とヒソヒソしちゃいました。
過去パートでは青い若者を排除し、落ち着いた感じだったのに、
こっち来て急にピッチピチに話が回転し、
バトルだぜ、
仲間ゲットだぜ、
ガールミーツボーイだぜ。
という、青少年がワクワクする
アニメの醍醐味満載のフォーマット。
巻き込まれ型が多い男子たちには無い、
「なんとなく見たい景色を見に来た」主人公に、
その手をひくのが、
ムサシさんだかグランディスさんだか
微妙な女性!
でもガンダム的エピソードは押さえてるがゆえに、
謎をはらみまくった主要キャラが、
知ってるキャラクターに
将来化けたり、身内だったり、
絡んだりする
期待を高い位置でキープしてる。
たくさんの伏線と、この後どうとでも転がれる分岐、
に満ちた瞬間で終幕してるし、
これは、観客は、
自分がなににドキドキしたのか分からないけどスゴイもの見た、
って感じを持って帰らされますよ。
ワクワクしている子供のために、
雰囲気イケメンみたいにならないよう、
ガッカリに転がらずキラキラが続くよう、
心より祈ります。