そこで話が終わるから
仕事関係のグループワークで湧いたアイドルグループ嵐の話から、
自分の家族に、
嵐の中の 上司だと良いと思う人を聞いたら、
娘は、相葉さん一択でした。
「理由は楽ができそうだから」、
という ひどいものでしたが、
なるほど、と思わされました。
男性陣は、ピンとこなかったみたいで、
これは予想内でしたが、
大野さんは底が知れないから怖くて、
反対に松本さんの方が分かりやすくてありがたい、
という評価もあり、あんまり上司にする気がなかったです。
どちらにしても、
うちの中では、嵐で話は通じました。
しかし、職場で20代前半のお嬢さんにそもそも判断つくか聞いたら、
「アラシ、って名前くらいは知ってるけど、ほぼ知らないっすね」
と言われました。
ゲームのキャラとか、動画作成チーム内なら分かりそうな感じでしたが、
反対に私が名前聞いた事ある程度なので、
そこで話が終わりました。
そう、今、
全世代で本当に、共通認識で語れる、
個性の違う集団のサンプルって
中々ないんですよねー。
ワンピース(アニメ)も
そろそろ危ない。
私の近くの外国の人に言わせると、
日常レベルでの共通認識の多さが、
日本人としての仲の良さ?
に見えて、
「こういうのがカワイイ~、って感じかなー」
と、なんだか高評価なのですが、
私は、その評価は意外な感じがしてました。
しかし、なんか最近ちょっと分かってきました。
そういうみんなが、
共通の認識で語れるものが大衆文化で、
集団生活を選んだ人間が求めた果実、
それこそが芸能、なんですよね。
ちょっと前だと、
モーニング娘。のキャラ模索も、
AKBのしのぎ合いも、
職場の最高齢層すら
話の輪に入れる感じがありました。
今は多様なグループがあり、
それを取り囲むコアなファンが
デジタルを通して、距離を問わず繋がっていますが、
知らない人といきなり話せるものではない。
こんな状況で、しっかり話をしようと思うと、
私は疲れる感じがします。
若い人に教えてもらったものを、
検索しようと思うけど、
口頭聞いたのだと、
「本当にこれだったかしら?」となり、
また、個々に合わせていると情報が多くなりすぎて疲れてきます。
紅白歌合戦や、人気バラエティ番組など、
ベタなコンテンツに回帰したい気持ちを、テレビを持たない私ですら持ってしまうのは、
日本人の仲の良さ、の
温かみを知っている世代だからなのでしょうか。
それはうっとおしいヌルさとして、
本当にこのまま消えてしまうのでしょうか。
それならそれで、対応しますけどー。