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工作を漂流した日々

今でも行きたい!

街のどこかで途切れることなく、
しずかに開かれる工作教室に。

もちろんお子様対象のものです。

うちの子どもたちは、お子様と言える間ずっと、
私によって次々に工作教室やイベントに突っ込まれていました。

知らない大人にものを習う、
子どもを見るのがとても好きでした。

大人と子供が、工作を通してちゃんと相対して、真剣に取り組んでいるあの空気感と、
出来上がった時のキラキラしてるけれど静かでピュアな高揚。

これらは格別美しいものとして、
私の目には映っていました。

イベント会場での工作や、
児童館や公民館、こども科学館に
図書館や街中の良く分からない箱物施設、
イオンやモールなどの商業施設でやっているものなど、

行くところに行けば、ちゃんと工作に出会える。

そういう所は、日本ってすごく良い国だな、と思います。

私は投函されるフリー新聞や、ネットなど、
今考えると謎の情報収集力を持ってして
月に何度も、新たな工作を探しては繰り出していました。

工作にも、時々のウェーブがあるし、
予想外の面白いアイデア出される工作ボランティアの方って いらして、
飽きる事はありませんでした。

そもそもは、
当時住んでいた賃貸先の、
新たに下に越してきた方がわりと神経質で、
日曜の昼に子供が家の中で走ったとたんチャイム、
どこかで笑い声に反応して寝静まっている我が家にチャイム、だったので、
土日は逃げるように外にお出かけをしていただけなのですが、

子供が小さい頃から、
「今日はどこどこに行き、なにをします」と、
私がプランを伝え、
バスでどこでも行くうちに、
すごくまとまりのよい家族になりました。

動物園や植物園にもたくさん行ったけど、
やっぱり一番行ったのは工作。

おかげさまでうちの子たちは、
人の話をきちんと聞けて、
理解(は)できる人に育ちました。
収穫のある日々でした。

ホームグラウンドは、児童館の母親クラブ主催の優しくホッとする教室。

たまには奮発して手芸屋さんのキットクラフト。

全然知らない、そんなに可愛げがあるとも言えないうちの子供たちに
真剣に向き合って下さった、
そんな素晴らしい方々との
一期一会そのものが、

うちの子どもたちが頂いた
たからもの です。

本当にありがとうございました!!

私自身も子ども会絡みのイベントで、
(半分私欲で人を巻き込んで)
工作を企画運営させていただいた事がありますが、
ものすごく嬉しい事が多かったです。

いつかまた、
工作に出会いたい。

そんな私の小さな夢は母親クラブに入る事です。



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