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秋の夜に

なんだろな最後に呼ぶの母のこと理屈じゃなくて遠くて近く

日常の隙間に母が見える時いくつになっても傍にいきたい

いつまでも明日が続くわけじゃないふとそんなこと呟く夜よ

「母親にはずっと生きててほしかった」夜半のメールはきみからのもの

酷暑からいっぺんに風変わる 寒くはないかと母の声する

父とみた薪能の社には今もいるよなそんな気がして


父と見た奈良 父の撮影

 元気かい?
風が冷たくなったね。
あなたは 気丈なひとだけど 大丈夫かな?
かあさんって やっぱり最後の砦だね。


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