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Re:06,パンジー

6曲目、「パンジー」をイメージした曲です。パンジーは小さい頃から色々な場所で見る花でした。学校や病院、公民館や駅など…幼い頃から身近な花で今でも名前を聞くと頭に姿が浮かぶ花です。パンジーの花言葉は「思い出」、「私を思って」。
以下、この曲のベースになっている物語です。

"草花が目に入る度、記憶があふれ出して止まらない。今目の前にあるのは…これはパンジーだ。よく見慣れた花、見ると安心感を覚える。通っていた学校で、友達と遊んだ公園で、最寄りの駅の花壇で、至る所に花が咲いていた。あぁ、懐かしい。この小さな花を見るだけで当時に戻ったような気がする。
…本当は気が付いている。草花と触れ合う度に思い出す記憶はきっと私のものではない。当然のように私の思考を蝕むこの意思は私のものではない。この記憶や意思の持ち主はきっと、花だ。花の意思、花の記憶なのだろう。黄色いパンジーに触れながら今までの花々の記憶を思い返し、花々の思いを噛みしめていた。"


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