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今日、誰のために生きる?/ひすいこたろう・SHOGEN

いつもだったら、文章をしっかりと読み返して間違いはないかな?こうした方がよく見えるかな?とかあれこれ考えてしまうのだけれども、今回は読んだ時思ったこと、紡いだ言葉をそのままに。


毎日の当たり前がどれだけ素晴らしいものか、すぐそこにある幸せに気づけないとき、この本に戻ってきたいと思いました。今の日本は愛することを忘れてしまっている、少なくとも私は。もっと人間らしく、生きたい。

ブンシュ村では心に余裕を持つことが最も大切なこととされているけれど、今の日本にとって最も大切にされていることは何なのだろう?と思ってしまった。
便利さばかりが追求されてしまっていて、人はもちろん一つ一つのもの、自然にも愛情をもって関わることができてないような気がする。もっと今あるものを大切にして、目の前のことに向き合う時間が必要だなと思った。
でもそりゃそうだよね、影響力のあるメディアが新しいものとか、便利なものをばんばん発信しているんだもの。それが間違いだとか、悪いことだとか言っている訳ではなくて。その後、私たちがどう処理するか、どう愛するか、だとは思うんだけど、どうしても表面的な情報ばかり摘んでしまう。

今を生きたい。
未来を考えることももちろん大切。でもそれは義務。
本当にやりたいことは「人間らしく今を生きる」ことかもしれないと思った。

「ショーゲン、あなたは、明日も自分のために生きるんだよね。おやすみ」
ブンシュ村での寝る前の挨拶です。
あなたも、自分のために生きてくださいね。
こんな素敵な世界で、空を見上げ、自分のために生きるって最高です。

「今日、誰のために生きる?」p208

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