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③どうして「和裁」はサステナブルなの?
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「 和裁は我が国必須の英知の結晶。」
私は古より連綿と受け継がれてきた美しい着物を形にする技術【和裁】を慣用にする活動に力を入れています。
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◯サステナブルとは?
「サステナブル(Sustainable)」は、「ずっと続けられる」とか「将来のために大切にする」という意味の言葉です。地球の環境や社会を守りながら、今だけじゃなく未来の人たちも幸せに暮らせるようにする考え方のことを指しています。
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◯和裁はサステナブルなの?
和裁はサステナブルな技術と言えます。
なぜなら、無駄を減らして資源を大切にし、和服を長く使うための工夫が詰まっているからです⭕️
⚫︎「和裁」がサステナブルな理由
🧵 直線裁ち
和服は「直線裁ち」といって、生地をまっすぐに切り分け、縫い代は切り落とさずに縫い込むため、裁ち屑(ゴミ)が出ません。
仕立てに使わなかった布は、小物や別の作業に使えるように依頼主へ返されます。これにより、生地を無駄なく使い切ることができます。
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成長しても仕立て直して着ることができる
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🧵仕立て直しができる
和裁は縫い目を解いて縫い直す「仕立て直し」を想定しています。
サイズ変更やリメイクが可能なので、1枚の着物を何世代をこえて使い続けることができます。
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🧵手縫いの工夫
和裁は手縫いにこだわることで、布を傷めず長持ちをさせることができます。また縫う時に力加減ができるので、布へ余計な負担を掛けないで優しく仕立てられます。
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🧵使い続けられるデザイン
和服は基本の形が変わらないので、流行に左右されません。「ずっと使えるデザイン」も和服の魅力です。
だから、10年、20年経っても同じ着物を着られるので、無駄が少ない衣服です。
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🧵リメイクができる
着物の形に仕立て直すだけでなく、小物やバッグ、洋服へとリメイクすることもできます。
古い着物が別の形に生まれ変わるのもサステナブルなポイントです。
◯まとめ
和裁の良いところは、「長く使い続けられる」ことや「無駄を減らして大切にする」という考えがもとになっているところです。これは、大切なものを未来に残そうとする「サステナブル」(持続可能な社会を作る考え方)にピッタリの考え方です。
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さらに和裁には、【温故知新】という日本の大切な考え方も関係しています。「昔の知恵を活かして、新しいアイデアを生み出す」という意味で、たとえば着物の形を工夫して現代の生活にも使いやすくすることがこれにあたります。
だから和裁は、過去も未来も大事にする方法と言えます。さらに、SDGsの目標12の「つくる責任・つかう責任」にもつながっていて、これからの時代に必要な考え方でもあります。
▷「和裁って何だろう?」この疑問にスッキリと答えます⭕️「和裁」を10代の若い世代の子でも読めるようにまとめています。
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