若者の酒離れは勘違い⁈〜その仕組みを知ることで、若年層ユーザーを取り込む飲食経営学。
若者の酒離れというのが、近年ずっとうたわれているが、私の感じ方からすると、そうでもないような気がする。
むしろ当店にはたくさん若い人が飲みに来ている。
どの世代が多いかと言われるとわからないくらいそれぞれの世代の男女がまんべんなく来る。
ただ、取り立てて狙っているターゲット層というものは当店には無い。
あえて言うなら、新規客をひたすら取り入れることを狙っている。そしてリピーターに変えていきたい。
では、こうして若いお客様が来ているのに、なぜみんなが酒離れして、若者が来ないと言うのか、そのメカニズムを私の憶測でだが、説明しよう。
まずは、単純に若者が減っているのである。
例えば、1980年代当時、私のときの小学校の1学年は150人いた。それが2025年現在では同じ学校で60人程度だと言う。
大雑把に計算するが、約3分の1になっているのだ。
それを見れば、例えば1日に100人来ている居酒屋があったとして、その中で、以前は若者が3割の30人来ていたとしよう。
それに対して、20年経ったとして、先程の小学校時代の数字を当てはめてみると。
30人来ていた、その3分の1であるから10人である。
この計算式を私の店に当てはめてみると・・・
当店の平均来客数は6人ほどである。その3割が若者だったとすると2人。それが20年経ち、さらにその3分の1で1人を切ってしまうではないか。
極端に言えば、0人である。
・・・と、まあ、これが私が思う現代の若者の酒離れと言われる現象の正体なのではないかと思う。
では、なぜ当店には若い人も多数来るのかと言えば・・・
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