失敗から生まれたコストダウンの成功例〜風呂洗剤から中性洗剤へ。
風呂掃除は私の家庭での毎日の仕事である。
普段は多めに買ってストックしている、"風呂用洗剤"なのだが、偶然にも切らしてしまった。
全くない。
どうすれば良いかと思った際、
『台所用の中性洗剤は何でも使える』
ということを思い出し、試しに風呂場のスポンジに染み込ませ掃除をしてみる。
全く問題ない。
むしろ、洗剤を撒く手間を省けるし、時間も削減できる。いわゆるタイパも良くなるということだ。
台所洗剤の量も、スポンジに1回多めに染み込ませる程度である。
両者を対比して考えると、これだけで月に300円から500円ほど削減できることになる。物の置き場所も、私のやり方であればメインのボトル1本、詰め替えのパック3個分が減らせる。
ちなみに、最近流行りの(?)ミニマリストの考えは、こういった考えに近いという。
以前、ミニマリストを目指す本で読んだことがある。
風呂場に置く、シャンプー、リンス、ボディーソープ、これらを置くと最低でもボトルが3本である。
しかし、世の中には、それを1つで補える商品もあるのだ。だったらその1つだけ置いて、コストも減らし、場所も使わずに掃除もしやすくする。
(※風呂掃除もこのシャンプーで良いと書いてあった。皮脂を落とすためのものだから、風呂汚れも落とせるとのことだ)
かくいう私は、ミニマリストと言うわけではないが、妻がそうであるため、その心理を学ぶために本を読んだのだ。
お互いの価値観があるので、互いに押し付けるのは良くないが、なぜそういう心理になるのか、知っておくために読んだのだ。
おかげでまた新たなことを知り、勉強になったことを覚えている。ミニマリストになったわけではないが、それが役に立ち応用させてもらっている事はいくつかある。
今回の例えは、私の仕事であるBARやバーテンダーとは違って聞こえたかもしれないが、過去の21年間を振り返っても、これと同じように失敗して、追い詰められた結果、偶然のひらめきから出たアイディアが成功例として、今も続いているのはかなりの数あるだろう。
失敗というのは成功のためのヒントが数多く隠されているものである。
これは生活も経営も同じであると思う。
失敗したときには、ただで転ばぬよう、何かを探してみよう。時に大成功につながることがあるかもしれない・・・