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宗教の世俗化とはなにか?
宗教はアヘンだといったのはマルクスだったそうですが、宗教はヒトを幸福にする力もあれば度をすぎればアヘンのような依存症状を引き起こすことが、いろいろと論じられています。
このように宗教というのは、取り扱いが難しそうなのですが、これはどうやって社会と折り合いをつけていくものなのでしょうか。
今回取り上げる論文は、宗教の世俗化とはどのようなものかということについて論じたものになります。
宗教的権威の衰退としての世俗化
Secularization as declining religious authority
この論文によると宗教の世俗化は社会レベルのものと個人レベルのものがあり、その組み合わせによって、引き起こされる社会現象も変わってくることが延べられています。
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こんなふうにマトリックスにして並べてみると、宗教の世俗化というのは社会レベルと個人レベルに分けて考えたほうが実態がつかみやすいのかと思ったり、
ひいてはこの現代日本はマトリックスでいえばどの辺にあるのかな、と思いました。
Q: 宗教が与える役割は色々あるけれど、人との繋がりができるというのは結構心身の健康上、大きいんじゃないだろうか。人とのつながりが疾病予測や幸福度、平均寿命などと関連しているんじゃないだろうか。
明日目を通す論文:
社会的つながりの主な健康への影響
The major health implications of social connection