ゼロの壁
「俺が元気にならんほうがよかった?」
一言 深く 刺された
分かり合えない 信じ合えない 二人だった
誰よりも彼が元気になるのを待ってたつもりだった
誰よりも彼を諦めてないつもりだった
当たり前に 分かってくれてると思ってた
当たり前に 信じられてると思ってた
私の言動は「元気に居てほしい」と
見えなかった
「what i mean to you」
彼はこう聞いてきた
そして自分に聞いてみた
私は彼を信じてるのか
私の愛は愛なのか
私が居なくても彼は大丈夫だった
20代最後の夜
彼の負担になった
彼を傷つけたくなかった
誰にも言えなかった
彼しか見てなかった
自分のこと優先できなかった
自分の世界を持ってない私が
元気になった彼の負担になった
彼の言葉全部正しかった
優しかった
嬉しかった
甘かった