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不登校息子、社交不安障害の治療
息子が不登校引きこもりになって、もうすぐ2年。
これまで精神科や心療内科を予約してはドタキャンを繰り返してきた。
2年かかかり、やっと先月末からメンタルクリニックへ繋がることができた。
初診では、息子からの問診、母からの問診があった。
トータル1時間ちょっとの診察で、社交不安障害の診断を受け、今後の治療方針が決まった。
先生からは、
「まずは抵抗なく病院へ来れるようになることが大切です。今日は呼吸法をして、来週からマインドフルネスをしていきましょう。マインドフルネスができるようになったら、行動療法をやることもできます。病院にきたら、必ず行動療法をやらなければいけないのではありません。やるかやらないかは、今後相談して決めていきますから、安心してください。
社交不安障害に適用のある抗うつ薬がありますが、飲むか飲まないかも今後相談していきましょう。副作用が出ることもあるので、どちらにしても単位認定試験が終わってから始めるほうが良いでしょう」
こんな話があった。
とても理解のある先生で、私はホッとした。
病院へ行くことに慣れるために、今は毎週通院をしている。
2回目の受診からは、今この瞬間に意識を集中させ、ありのままを受け入れるというマインドフルネスを教わっている。
再診以降は息子だけで先生と話し、最後の数分私が診察室へ入る形なので、息子と先生が何を話しているのかは分からない。
最後に、お母さんから見て最近の様子はどうですか?と質問があり、ここ一週間の様子を伝えている。
4回目の受診で、抗うつ薬の服用を開始することが決まった。
社交不安障害に適用のあるSSRIという種類の抗うつ薬。
効果としては3〜5割の不安や緊張が減ったり、意欲低下の改善といったことがあるようだ。
副作用の心配もありつつ、抗うつ薬がもしかしたら突破口になるかもしれないと祈る気持ちも大きい。
この2年、少しずつ息子の状態は良くなっていったが、息子の抱える不安は未だに大きい。
行きたい場所があっても不安が勝ってドタキャンしたり諦めたり、
生活を安心して送ることはできていない。
抗うつ薬は1番少ない量の0.5錠で開始。
早ければ一週間で効果が出てくるが、3ヶ月くらいかかることもあるらしい。
この量で効果があれば継続し、
効果がなければ増量。
もし副作用が出れば、1日おきに服薬してください、ということだった。
服薬3日目の今日は副作用が出てきてしまった。
眩暈がして、フワーっとフラーっと、ふらつくらしい。
通信制高校のオンライン授業もお休みして、今日はゆっくり過ごして、夕方には落ち着いたようだ。
今夜の薬をどうする?
先生が副作用が出たら💊1日おきでいいって言っていたから、やめておく?
と聞くと、
飲む。
早く治したいから。
大丈夫って思っていても、心の底にまだあるのかな。自分では大丈夫って思っているんだけど。早く良くなりたいな。
と息子は話していた。
深呼吸をすると、体調がすごく良くなると言っていた。
メンズヨガのレッスンがあったので、息子へ提案している。
提案はこれまでの経験上、不登校引きこもりの息子にとって良くないのだけど。
息子の調子が少し良くなると、私は我慢できずに提案してしまう。。